塙町議会 > 2018-09-10 >
09月10日-03号

  • "公平委員会"(/)
ツイート シェア
  1. 塙町議会 2018-09-10
    09月10日-03号


    取得元: 塙町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    平成30年  9月 定例会(第6回)          平成30年第6回塙町議会定例会会議録議事日程(第3号)                平成30年9月10日(月)午前9時開議日程第1 一般質問-----------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ-----------------------------------出席議員(14名)     1番  七宮広樹君      2番  下重義人君     3番  吉田広明君      4番  青砥與藏君     5番  高縁 光君      6番  吉田克則君     7番  鈴木 茂君      8番  鈴木安次君     9番  小峰由久君     10番  割貝寿一君    11番  小林達信君     12番  藤田一男君    13番  鈴木孝則君     14番  大縄武夫君欠席議員(なし)-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長        宮田秀利君   副町長       小松利顕君 教育長       秦 公男君   総務課長      佐藤要一君 町民課長      藤田淳一君   健康福祉課長    藤成寛味君 まち振興課長    吉成知温君   まち整備課長    藤田衛昌君 生活環境課長    白石憲男君   保育園長      品川亮助君 会計管理者     天沼恵子君   農業委員会事務局長 鈴木義房君 学校教育課長    佐藤光一君   生涯学習課長    金澤祐介君 学校給食センター所長        代表監査委員    石川昭彦君           齋藤 智君-----------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長    益子和憲    書記        根本雅士     開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(大縄武夫君) おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。----------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(大縄武夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。また、会議規則に従い、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(大縄武夫君) これから諸般の報告を行います。 8番、鈴木安次君から本日午後の会議を欠席する旨、届け出がありました。 これで諸般の報告を終わります。----------------------------------- △一般質問 ○議長(大縄武夫君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。----------------------------------- △鈴木安次君 ○議長(大縄武夫君) 8番、鈴木安次君、登壇願います。 鈴木安次君。 持ち時間は10時1分までです。     〔8番 鈴木安次君登壇〕 ◆8番(鈴木安次君) 8番、鈴木安次です。 通告順に従いまして、質問をしてまいります。 去る8月6日に西日本を襲った豪雨は、近畿や四国を中心に死者は14府県にまたがり220人、行方不明者11人、住宅被害は4万8,250棟、農林水産被害は2,469億円と平成に入って最悪の豪雨被害となりました。 また、9月4日から5日にかけての通過した台風21号は、関西地方で大きな被害が出ておりました。4府県で11人が死亡し、約470人が負傷しています。また、54万戸が停電、関西空港への連絡橋にタンカーが衝突、高潮や豪雨被害による冠水により関西空港の機能が麻痺してしまいました。 また、その驚きが冷めやまぬまま、翌6日午前3時8分ごろ北海道を襲った震度7の地震では、北海道全域で295万戸の停電、また、43人が死亡。物流や生活インフラにも甚大な被害が出ています。お亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げますとともに、一日も早い復興を祈念して質問に入ってまいります。 まず初めに、仮称はなわこども園建設と開園に向けた進捗状況にかかわる質問をしていきたいと思います。 私は去る8月14日付で、仮称はなわこども園建設ワークショップ検討委員会の検討内容と塙町子ども・子育て会議の委員名と会議の日時、内容の公文書開示請求書を出し、8月21日付でそれらに係る公文書の開示を受けました。 まず、この件について不明な点が見られましたので、質問をしてまいりたいと思います。 現在、塙町の重点事業でありますので、このはなわこども園建設ワークショップは5回開催されたということで報告書としてはまとめられております。特に公文書開示では会議録は添付されておりませんでしたが、なぜ会議録がなかったのか。また、誰がメンバーで、実質的に誰がまとめたのか、まずその辺から町長の答弁を伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その前に、本当に多くの町民の皆様方の傍聴、大変ご苦労さまです。 鈴木議員の質問にお答えを申し上げます。 今のご質問でありますが、メンバー、そして、その取りまとめということでありますので、資料的な話でありますので、担当課の課長より答弁をいたさせます。 ◆8番(鈴木安次君) 担当課より、その前に町長として知り得る範囲のことを答弁まずしてから、してください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ここに資料を持ち合わせておりませんので、ここでの私の回答としてはお答えする用意がありませんので、準備をしておる職員のほうからお答えをさせていただくということになります。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、公表ですか、公開の部分についてですけれども、1つはワークショップの件でございます。ワークショップの件につきましては、一応ワークショップの報告書ということでご返答させていただきましたけれども、委員名簿につきましては非公開であったということなもんですから、特に広報等でもお知らせもしていませんし、そういうことであるため、名簿については手続上公開できないという判断で、名簿については公表といいますか、開示をいたさなかったという結果でございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。
    ◆8番(鈴木安次君) 記録は残っているんですか。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 大変失礼をいたしました。 打ち合わせの議事録は、議事録としては残っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) このワークショップ取りまとめ、どこが担当して、誰がまとめたのか伺っていきます。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 当時は健康福祉課で所管をしておりまして、委員といたしまして健康福祉課長、それから、当時私補佐でしたが、補佐としてもその会議に入って取りまとめをしておりました。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 誰がまとめたんですか。どうもこの文書を見ると、プロポーザルの業者がまとめたかのような印象を受けているもんですから、この辺は話を聞いているわけです。はっきり答えてください。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) お答え申し上げます。 取りまとめについては、プロポーザルといいますか、委託を決定しております業者が取りまとめました。と申しますのは、委託の内容にそういうワークショップを開くという、報告という業務も入っておりますので、取りまとめについては業者のほうで取りまとめを、ワークショップを開催して、一緒に開催しながら取りまとめをしたという状況でございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) このメンバーに株式会社ぎょうせいの人が入っているんですよね、この間の公文書開示の中で。ぎょうせいの人がまとめたのか、プロポーザルの業者がまとめたのか、その辺もはっきり答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) ただいまのお話は、はなわこども園の建設検討委員会ということでよろしいんですよね。そうしますと、建設検討委員会の中にはぎょうせいは入っておりません。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) この次の子ども・子育てのほうもありますので、そのときにまた話をしたいと思います。 当初はプロポーザルでは、多世代交流センター建設ということでプロポーザルをやったわけですよね。ところが、現町長、宮田町長になってからは多世代、高齢者の部分は外したということは大きな変更になっているわけです。だから、設計自体が変更になっているのに、こども園に特化したプロポーザルになっているのかどうか。前は、多世代交流センタープロポーザルをやっているわけですから、この辺の実施の方法、また、広く有識者、専門家、担当者、意見を聞いたのかどうか。また、こども園建設に当たって、健康センター当時とこども園建設開園に当たっての施設としての違いがないのかどうか、その辺もあわせて伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この事業、今まで幾度となくご説明ですか、議会の議員の皆様方にもご説明を申し上げております。やはりその中で、なぜ変更になったかという一番の大もとというんですか、その現況というのが、これはやっぱり予算的なものとして、早急な対応として保育園、幼稚園、前にも何度かご説明は申し上げましたが、40年以上の、もしくは40年近くの年月がたっておって、かなり経年劣化、雨漏り、それから、床が本当にぎこぎこ音がしてひどいもんだと。ウグイスばりだなんて言う方もいらっしゃいましたけれども、これが最優先されるべきだろうということで、その老人施設と申し上げますか、老人関係の建物、これはまた別に考えてもいいんじゃないかということで、仮称こども園でありますが、幼稚園と保育園、特化してすべき、このような考えで進めてきたわけであります。今までも、そのご説明は何度か申し上げているかなと思っておりますので、その辺はご理解をいただければと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 町長、今、答弁で予算的なものがあるということだったんですが、幼稚園、保育園、これは義務教育じゃないんで、なかなか国県の補助金はつきにくいんですね。そこに老人が、もともとの多世代交流センターであれば、老人福祉に関する予算的なものがそれについてきたと。それを外した、一番予算がつきやすい部分を外してしまったということによって、やっぱり予算を言うんであれば、そのための、こども園建設のための、町長、補助金どのぐらい獲得のために動いてきたのか。特に最近はどこへ動いているのか、答弁いただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現在の補助金ですか、これにつきましては、担当課のほうから説明をいたさせます。 私といたしましても、関係省庁、一番私通っておったのは林野庁、林政課長さんなんですけれども、何度か行ったんですが、なかなかお会いできないと。ようやく図面も完成しましたんで、これを持ってお伺いをいたしたんですが、大変忙しい方でなかなかお話をする機会がないと、ちょっと困っておるところでありますが、時間が許す限りには行ってお話をして、多少でも補助金、そういうふうなご指導いただければとこんなふうにも考えております。まだまだしっかりと、できるだけのことをやっていこうと考えております。 ○議長(大縄武夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、ただいまの補助の財源ということでしたので、それについてお答えをいたします。 現在、学校施設環境改善交付金、これは文科省になります。それから、次世代育成支援対策施設整備補助金、こちらは厚生労働省になります。あと、福島県森林環境交付金及び過疎債、施設事業債を予定してございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今の答弁は2年前から全く変わっていないんですね、町長は林野庁林野庁と。それ以外に行った場所はないんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それ以外にも国交省、それから、関係する方との話し合いもいたしております。ただ、いかんせん、文科省、そして厚労省、この予算の中での補助金、これが大変難しいというふうなこともあります。本当に残念だったなと思うのは、よその施設を訪問をいたしまして話を聞く機会がありました。いずれもその2施設とも、震災直後にその事業を起こすことで、2億、3億という補助金が獲得できたというようなこともありましたんで、本当にその時期を逃したのは、塙町にとっては大変残念だったなというような思いも持っておりますが、まだまだこれからそういうふうな脈のあるところという言い方はあれなんですけれども、可能性のあるところはぜひ歩いてみたいと、歩きたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) いつの答弁もやってみたい、やっていきたい、検討したい。この1年間、町長が実際に歩いた場所、記憶にあるところでいいですから、答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 それは、議員さんの請求で私の1年間の訪問先、これは手元にございますよね。今、私ここに持っておりませんので直接のお答えはできませんが、資料を見ていただければどこに行ったかということは明細に書かれているかなと思いますので、もう一度見ていただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今の町長は私の答弁になっておりませんので、もう一度。議長、答弁になっていないと思いますが、ちゃんと答弁するように指導お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君、町長はできるだけの答弁していると思いますので、聞きたいことをきちっとあれしてください。 ◆8番(鈴木安次君) 町長がこの1年間で記憶にある中でどこに行ったのか、答弁してくださいということです。自分でわかっているはずだから、調べろという答弁はないと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話しましたように、全て頭に入っているわけではありませんが、つい最近ですと、日にちをと言われると困るんですが、その林野庁。林野庁に行きまして、林政課長さんいらっしゃいませんでした。それと、林政課の、整備課長。ここにも行って名刺を置いてきました。その前には国土交通省、直接は関係ないんですが、ここの下水道部長さんとはお会いしてお話もいたすことができました。これは町の下水道関係の話でありました。それ以前には、各大臣さんですか。大臣さんというか、代議士さんのところは陳情書を持って回っておりますが、直接のこのこども園に関しての補助金等の要望書を持っては歩いておりませんが、お招きいただいて、中でお茶を飲む機会があったときには、こういうことでうちのほうでもぜひご助成いただければということでお話をした記憶もございます。あと、全部挙げろと言われても、結構回数行っているもんですから、衆議院議員の議員宿舎と、それから、参議院議員の議員宿舎等含めると相当の回数行っていますんで、今ここでつまびらかにお話をしてほしいと言われても、大変困惑しておりますので、必要であれば、また同じような書類を出させていただきます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 何か町長勘違いしていますよね。この1年間で記憶にあるだけとはっきり言ったはずです。つまびらかに月日まで言えとは言っていません。いつも言われるように毎回同じ、林野庁メーンで。2年前から同じですよ。この1年間記憶にあるだけで答弁してくださいと。そんな月日まで言っているわけじゃないし、基本設計ができたら動くと前に答弁しているわけですから、それができ上がってからどこへ動いたのか、それを聞いているわけです。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 図面を持って行きましたのは林野庁、これは前にも行ったときにお話をいただいて、話だけはきっちり聞いてあげます、話だけということはないんですが、何かご相談に乗れることがあればいいですねということで、ぜひ図面を持ってお伺いしますということでお話をさせていただきました、以前に。それで、図面ができ上がったので、つい、ちょっと日にちは記憶ないんですが、行って、訪問をしてきたんですが、やっぱり会えなくて名刺だけを置いて帰ってきたと、これが現実のところであります。それが図面が完成してからの私の東京行きというか、陳情というか、要望書の内訳であります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) どうもなかなか前に進まないんで、ほとんど動いている気配が見られないと。プラス、補助金の獲得に結びついて全くいないというわけです。 まず、次に話をしたいんですが、こども園開園に向けて、最近は名前まで募集始まったようですから、今回ももう補正予算も入っていますし、そこで、開園に向けての内部のその話し合い。本当に施設の整備も含めた保育園の保母さん、あるいは幼稚園の先生方、あるいは健康福祉課あるいは教育委員会含めた中での開園に向けたその話し合いが実際行われているのかどうか、伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ただいまのご質問、このソフト的な分だと思うんですが、やはり開園に向けての対応といたしましては、条例の改正、組織の服務、教育課程、教育理念の検討、書類の整理、行事の調整、通園バスの調整、それから、延長保育の運営等々、調整しなければならないということは山ほどありますんで、これらにつきましては、やはり関連する法令との整合性、これをしっかりと図っていかなければならないと。こういうことも必要になりますんで、今の関係課等の長含めて調整を含め、協議検討を進めてまいりたいとこのように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 進めてまいりたいと、今、同時並行にやっていかなきゃ手おくれになっちゃうんだよね。早急にやらなかったらば、本当にスムーズに建物つくっても中身がうまくいかなかったら何もならない。困るのは子供たち、親御さんたち。今回、補正予算に仮称はなわこども園の建設3億1,600万計上されているわけですが、前の一般質問でも一括発注にするのか、分離発注にするのか、我々議会に説明がないわけでありますが、このまま説明がないまま入札にかけるのかどうか、町長に伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどのお話で、ちょっと私漏らしたというか、不足な部分がありました。確かに細かな決めですか、ソフトの分の決め。これは多少まだ、32年4月ということで目途にしておりますので、多少時間あるということで、慎重に、しかし、しっかりとしたものをつくり上げたいとそういう思いでお話をさせていただきました。 それと、入札に関してでありますが、ご承知のように、はなわこども園仮称でありますが、現在、敷地造成が完了しております。それで、30年、本年の8月23日に確認申請を建築確認審査機構であります関連会社へ依頼している状況であります。この確認申請、これがおりなければ工事は執行できないということでありますんで、入札、これは確認申請の許可がおり次第の対応とこのように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今の答弁、またなっていない。一括発注か、分離発注か、議会に説明するのかどうか、それを聞いているわけです。その答弁が全くなっていない。また、含めて町に負担のかからない方法というのを町長言っているわけですから、その辺もあわせて答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えが漏れたこと、おわび申し上げます。 この入札の方法なんですが、これは今までの入札、塙町で前例もあります。これと照らし合わせまして、最も町にとって有益な方法、これを視察中であります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 今言っている、また答弁になっていない。一括発注か、分離発注か、議会に説明してから入札にかけるのかどうかと、全く答弁なっていない。全部、じゃ、細かくもう1回質問しますから。 ○議長(大縄武夫君) 町長、議会に説明してから入札するのかということを。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 やっぱりきちっとした視察をいたしまして、十分に議員の皆様方に納得していただけるような内容で提示していきたいと。その後の入札、これでよろしいかと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) その次に、町長が言われる町に負担のかからない入札の方法というのはどういうことを指しているのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 経費をかけないということが一番だろうとは思っておるんですが、これも含めてしっかりと視察していきたいとそのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 負担のかからない方法も含めて、分離発注、一括発注、議会に説明してから入札にかけると、明確に答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 発注方法に関しましては、町のほうで決めたいなと。そして、その説明を議員の皆さんにぜひしていきたいとそういうふうに思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 一括発注、分離発注も、何で議員に説明できないんですか。だって、前からこの一般質問の場で何回も質問されている。それをのらりくらりかわしてきているわけですから、はっきりここで答弁やればいいんです。その答弁をお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それも含めて視察中であるということで、今ここで私がこの方法でやりますとお話をした。さて、実際にその方向に向かって、それが果たして町にとってプラスになる有益なものかどうかと、この判断を今ここでできない、できる資料を持たないというんですか、言い方おかしいんですけれども、その判断をしっかりとしたものにしたいということで、もう少し時間をかけてやりたいとそういう説明であります。今ここではっきりこれでやりますというだけの調査資料含めて持っておりませんので、ここで申し上げることは控えます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 次の質問に入るんですが、その前に、必ず議会で説明してから入札にかけるということで希望しておくということにします。 次に、児童虐待防止に関係する質問をしてまいります。 今年度になり、全国で児童虐待による傷害や死亡の事件が数多く発生しております。6月には、東京都の5歳の女児が死亡した事件、両親が保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕されました。また、2月には、父親に腹部を強く踏みつけられ死亡した事件もありました。そして、8月には、生後8カ月の女児に袋をかぶせ20時間トイレに放置したとして、母親が逮捕されるなど、本当に新聞紙上、最後まで読むことができないような痛ましい事件が続いております。 また、厚生労働省では、平成28年度の児童虐待相談の対応件数が12万2,575件と、過去最高であったと公表しております。核家族化や地域社会のつながりが薄くなるなど、子育てを取り巻く環境が変化する中、子育ての不安や負担軽減、親子関係の改善や支援の充実を図って、児童虐待の未然防止を図っていかなければならないと思います。 そこで、塙町の状況、どうなっているのか質問してまいります。 まず初めに、児童虐待に対する町長の考えと児童虐待が起きる原因をどのように考えているのか、町長にまずお答え願いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当に心痛む事案であるとこのようにも認識はいたしております。児童虐待、これは子供たちの成長を妨げ、心の病の原因となる深刻な問題となります。そのために虐待の早期発見、早期対応が重要であります。虐待防止につきましては、学校、学校教育課及び健康福祉課との連携を密にいたしまして、虐待が行われているというような情報を得た場合には、健康福祉課の保健師、児童福祉司任用前講習会修了者及びスクールソーシャルワーカーが連携しまして、家庭訪問をしながら家庭状況を確認して、子供の見守りや保護者への指導など継続的な支援を行います。児童虐待の事実が確認された児童や児童虐待に至る可能性がある児童が確認された場合は、塙町要保護児童対策地域協議会での会議を開催しまして、各構成機関でともに継続的に当該児童や家庭の状況などの確認を行い、必要に応じて家庭訪問などの対応を行うことにしております。 そして、児童虐待に対する私の見解ということでありますが、やはりさまざまな要因が重なり合って起きるものだと。普通には、子供は本当に目に入れても痛くないというぐらいかわいいはずなんでありますが、その心理的なもの、これは複雑な要因があるんだろうなというような認識ではおります。 以上であります。 それと、塙町の現状については担当課より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 現状はこれから質問します。 親から虐待を受けた子供は、やっぱりその子供が親になってまた虐待を繰り返す。今、スポーツ界でも、スパルタで教育を受けた指導者はやっぱりスパルタでやると。これをどこかで打ち切られなければならないというのが、以前に打ち切られていなきゃならないんだけれども、いまだにそれが続いているというのが日本の現実であります。 そこで、今、町長言われた、最近塙町に寄せられる児童虐待に関する相談件数、どのぐらいあるのか、ないのか、伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 それに関しましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 現在まで児童相談所あるいは警察への通告等については、件数は、該当するものはございませんでした。幼・小・中ですね。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) また、塙町において今までないということですが、これからの相談体制の充実という意味で、子育て世代の支援センターあるいは町の子ども家庭総合支援拠点の配置あるいは設置というようなことを考えているのかどうか、既に考えてあるのか、相談体制の、先ほど町長から答弁あったんですが、その体制は、今、健康福祉課とか何とか言ったけれども、そういう体制。本当にもう一度、児童福祉法において子育て世代包括支援センター、市区町村子ども総合支援拠点が法律上設置が義務づけられているんですね。その辺の設置されているのかどうか、取り組みを伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 以上の質問につきましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、ただいまの子育て世代包括支援センターの部分についてお答え申し上げたいと思います。 まず、児童虐待の部分で言いますと、その前に、塙町では要保護児童対策地域協議会というのを設置しておりまして、その中で問題があった場合には各関係機関を招集しまして、個別のケース担当会議ということで対応するというまず体制が一つ整っております。 それから、乳幼児の全戸訪問、それから、養育支援訪問、乳幼児全戸訪問ということで、生後4カ月までの乳児のいる全ての家庭を訪問して、そういうネグレクトであったり、虐待の状況、育てている環境をある程度、ある程度というか、見ればわかるということで、そういう対策もとっておりますが、ただいまの包括支援センターでございますけれども、福島県といたしましては、平成31年度末までに全市町村での設置を目指しているということでございます。それで、塙町におきましては平成30年度、今年度中に設置をしていきたいというふうに考えておりますが、設置場所につきましては、そういう場所がございませんので、健康福祉課内に支援センターというものを立ち上げまして、そんなことで対応していきたいというふうに考えております。 それで、子育て包括支援センターの設置の内容なんですけれども、保健師を1名を張りつけるといいますか、1名担当にするのが条件ということが一つあります。それから、子育ての支援プランもあわせて作成をしてくださいということがございますので、それらも含めて、現在作業をしている段階でございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 国の要件はそうなのかもしれないんですが、専門的な対応力と、今までないけれども、これからもどういうことが、事案が起きるかもわからないという中で、専門的な対応力を向上するために、弁護士とか医師あるいは外部の人材、そのような人たちを活用して助言を求めていく考えはあるのかどうか。また、その辺の職員の1人に責任を負わせるばかりでなく、担当職員の研修を今後どのように考えているのか伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) まず、医師と弁護士との連携という部分でございますけれども、これにつきましては、現在も必要があるといいますか、そういうケース会議の中でそういう事例といいますか、そういう助言をいただきたいということであれば、それについては対応しておるところでございますし、今後もやっていきたいというふうに思っています。 それと、職員の研修でございますけれども、研修につきましては、保健師の研修がかなりありまして、福島県初めですね。そういうことで、子育ての部分、それから、虐待の部分という研修がありますので、それには積極的に研修の機会に出るような形で対応してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) また、万が一、塙町で児童虐待に気づいた人が速やかに通告できるような児童相談所全国共通ダイヤル、189番の周知徹底、啓発、それを今どのように行っているのか、それを伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 現在の体制は、地域住民、隣近所の方から通報というか、大きな声が聞こえるとか、そういうことがあった場合には健康福祉課の職員が保健師と一緒に出向きまして、ある程度そこの状況は見るような体制はとっておりますけれども、そんな形で周知をしていきたいということと、あとは、その全国対応の189番につきましては、まだ周知をしておりませんので、IP等含めまして周知を図っていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) やっぱりIPなり、どこか目につきやすい場所にそういう張り出しておくと。やっぱりIPだと一括性なので聞き逃すという可能性が高いので、そういう部分の目につきやすい場所、各家庭で。やっぱりそういう対応も含めてこれからはしていっていただければと思います。 また、文部科学省と厚生労働省が学校及び保育所から市町村または児童相談所への定期的な情報提供に関する指針というものを示していると思いますが、塙町では福祉部門と教育部門において、この指針、この取り組み、あるいは取り決め、どの程度行って情報交換が行われているのかどうか伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) ただいまのご質問についてお答えいたします。 塙町の福祉部門と教育部門では、いわゆる要保護児童対策地域協議会、子どもを守る地域ネットワークという形で相互に連携をしながら、先ほど町長の答弁にもありましたように、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等も交えながら対応をしているところでございます。 ケース会議もこれまで何回かありましたので、そういったものも含めまして、子供の児童虐待に対応をしていく、素早く対応していけるように今後も努めていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。
    ◆8番(鈴木安次君) 時間がなくなってきたので、近年、最近ですね。塙町で乳幼児の健診未受診者、それはいるのかどうか、まず伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 乳幼児という限定でよろしいですね。先ほどお話ちょっとさせていただきましたけれども、乳幼児健診につきましては、もう生まれたときから、妊娠届から母子手帳ですか、それから、出生届、その後のケアまでやっておりますので、健診未受診者はいないというふうに私のほうでは理解を、理解というか、いないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) では、次に、もしくは未受診者はいないということなんですが、こんにちは赤ちゃん事業やっているわけですが、乳児の家庭全戸訪問やっているということですんで、その辺も訪問状況、また、相談窓口に来ることが難しい家庭に対してのその支援体制、その辺の実施状況伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 全戸訪問という形ということでやっておりますので、余り向こうからは相談に来るという部分につきましては、電話等の相談が多いかと思いますけれども、定期的にやっぱり健診の際であったりとか、あと、小さいときから、産まれたときから見ているもんですから、心配なご家庭というのはあるそうなんですね。ですから、そこについては念入りに声かけをしながら、また、家庭の状況も含めて相談を保健師が中心となって現在やっているところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) この辺ももっとやりたいんですが、時間がないんで次にいきます。 平成24年8月に制定された、いわゆる子ども・子育て関連三法に伴い、塙町では塙町子ども・子育て会議が条例化されております。そこで、平成27年度から施行された子ども・子育て支援新制度の新たな基本方針を踏まえた施策を展開するための塙町子ども・子育て会議が開かれ、それまでの次世代育成支援行動計画をもとにして、新たに平成27年3月、塙町子ども・子育て会議、子育て支援事業計画が策定されております。塙町子ども・子育て会議は、平成26年2月20日から平成27年2月27日までの間、4回開催されておりました。この間の公文書開示でそれは見ております。これを踏まえて、この子育て会議の条例を町長はどのように捉えているのか、まず、町長に伺ってから話を進めていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今の議員さんのお話の中にありましたように、塙町子ども・子育て会議については会議条例に基づきまして、平成26年2月20日に設置されまして、先ほどお話にありましたように、27年度中まで4度の会議を開催しております。会議の内容、これは子ども・子育て支援新制度の説明、そして、子ども・子育て支援事業計画策定作業の進捗状況の報告、そして、関連条例、規則等の整備についての説明、塙町における現状と具体的な問題についての協議、子ども・子育て支援事業計画、これは案でありますが、対する意見、諮問、これが主なものであると聞いております。現行の塙町子ども・子育て支援事業計画、これは平成27年から31年までの5カ年計画でありますので、今後、平成32年から平成36年度を計画期間とする次期の計画を策定するということになってまいるかと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) この塙町子ども・子育て支援事業計画策定後、開かれていないと。町長が今答弁されたように、5カ年の計画だと。策定するための会議であって、策定後は1回も開かれていない。なぜなのか、町長に伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 私、これは就任前の話なもんで、ちょっと疎くて申しわけないんですが、この件に関しまして、ある程度中身を知っております担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 就任前でも何でも、法律も条例も全部生きているんです。宮田町長になってから開かれていないんです。なぜ町長が開かなかったのか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お聞きしてお答えを申し上げます。 お聞きしておりますのは、そういう事案ができたとき、そういうふうな協議をしなきゃならないときに開く会議であって、定期的な会議としての決めがあるか、これはないというように聞いておりますので、その辺も含めまして、この運営についての説明、これは担当課のほうでお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) なぜ開かれなかったのかというご質問でございますが、この会議を会議の条例に基づいて会議を設置いたしましたのが、先ほど議員さんの中にもありましたけれども、平成26年の2月20日で、その間、2年間の委員の任期ということで会議を行っております。その会議の目的が、この子ども・子育て支援事業計画、平成27年度から31年度までの計画を立てるためだけの会議ということで、中身を見ますとそういうことになってしまいました。その後につきましては、計画の中では31年度に見直しということが出ておりますけれども、そういう計画する事案がなかったという部分と、あとは、ちょっと担当課としましては認識不足で、開催というものを町長にお話をできなかったという部分はあるだろうと思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 塙町子ども・子育て会議条例第1条、塙町子ども・子育て会議を置くということが書いてあるんです。事案がないと、だって、委員も任命していないで、事案ができてから委員任命するんですか。条例があるのに条例を生かしていないと、条例を守っていない、町自体が守っていないと、こういうことは大きな問題だ。せめて委員は任命しておかなければならない、こう思うわけですが、その辺の見解を伺います。町長。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど健康福祉課長からご説明がありましたように、2年任期ということで、その後、任期切れの後は決めていないと。大変申しわけなく、不備であったとこのように自覚をいたしております。早急に話し合いをして、きちっとした結果を出していきたいとこのように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 事案がなかったと。今、こども園建設やっているんですよ。子ども・子育て条例、これにあるものをベースにこども園をつくらなかったらば、何のためのこども園なの。箱さえつくればいいのかと。条例にのっとって、町がつくった条例にのっとった施設整備をすべきなんです。それを2年間もほったらかしにしたまま、この中に町長が必要と認めれば会議を開くとあるわけです。せめてメンバーを決める。または、こども園建設に関して、前は健康センター、今度はこども園なんですから、その辺は含めて広く皆さんの、町民の意見を聞いて中身を詰めていく。担当課だけの問題じゃなく、町の施設なんですから、そういうことが欠けている。そういうものもないままに、今回の補正予算が提案されているというわけです。根本から間違っているんじゃないですか。その辺の見解、町長に伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この委員のメンバー選定がされていなかったということは、大変な落ち度であるとこのようにも認識しております。ただ、こども園をこれから開園するに当たりましては、この条例の内容を十分に検討させていただきまして、取り入れられるものはしっかりと取り入れる。そして、その条例の中身に沿ったような方法で、その運営の基本的な部分は組み立てられればとこのようにも考えております。しっかりと組み込みを検討したい、検討を進めたいとこのように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) まだまだ重要な質問がありますので、10分の時間延長をお願いしたいと思いますが、議長、いかがでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 8番、鈴木安次君に申し上げます。 自分の申告60分ですが、特別5分だけの延長を認めます。 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) また、前回の質問からも引き続きなんですが、塙町子ども・子育て支援事業計画では、幼児期の保育と小学校義務教育との円滑な接続、幼・保・小の連携の取り組みの推進あるいは人事の交流あるいは合同研修、授業参観などによって相互理解に努めること、あるいは継続的に関係者の共通理解を図るということが重要だと思うわけでありますが、この辺のことをはなわこども園開園に向けて、現在どのような取り組みがされているのかどうか伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 塙町には幼・小・中の教職員を対象に学力向上推進会議というのを設定しております。この中で、幼稚園の授業を相互に、小学校、中学校の教員が相互に参観をしたり、幼稚園の教諭が小・中学校の授業を参観して、子供の連続、連携というものをもとにしながら一貫した教育をしようということでやっております。 幼保連携ということでございますが、こちらのほうも可能な限り今後できるようにしていきたいと思いますが、幼保連携は職員ばかりでなくて、保護者も含めて町全体としてやっていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) また、この塙町子ども・子育て支援事業計画の中でも、障害児保育の充実では、すぎのこ園やはなわ育成園等の関係機関とさらに連携し、退所後の幼稚園等とも連携して、効果的な支援方法を進めてまいりますと書かれております。前回の議会でも質問しましたように、なぜはなわこども園が開園時にすぎのこ園の子供たちをはなわこども園に入れることができないのかどうか、町長に伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 すぎのこ園、これは民間ですか、の施設と解しておりました。でありますから、今回の仮称はなわこども園、これに関しましては、当初から計画にはなかったんでありますが、少々残念だったのは、いろいろなご説明、議員さんに申し上げたときにご提案をいただければ、その段でまた別な考えも出たのかなと、こんなふうにも思っております。今になっては少し時間が過ぎてしまったんですが、その時点でぜひご提案をいただければなと、こんなふうにも思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 町の施設を議員のせいにするというのは言語道断。すりかえはおかしい。ましてや、先にこの話をします。すぎのこ園、他の施設だという前回の教育長答弁あったわけですが、他の施設というのはどういうことを指しているのかどうか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) お答えします。 すぎのこ園は民営の施設でございますので、公的な施設というふうには考えてはおりません。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) 前の質問で言ったように、当初、町が立ち上げていると。幾ら民営とすれ、お願いをしているわけですね、町が。まるっきり人ごとみたいに民営だから入れなくていいんだということでは、本当に前も言ったように、教育者として俺は恥ずかしいと私はそう言ったわけです。ましてや4町村、鮫川さんが抜けているという話を聞いたわけですが、塙町から5名、あと、棚倉、矢祭から5名ということを前聞いたわけですが、その辺に関して、東白川町村会の席上、町長がすぎのこ園の子供たちを仮称ではありますが、はなわこども園に開園後どのようにしたいのか、そのままにしていくのかどうか、その辺の話をしたことがあるのかどうか、提案したのかどうか伺っていきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 8番、鈴木安次君に申し上げます。 通告時間を超えていますので、簡潔にお願いします。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 すぎのこ園に関しましては、町村会等での話題になったことはございません。ただ、申し上げておきたいのは、今まで塙幼稚園の1室をすぎのこ園さんに提供して、ずっと見守りを続けてきたわけであります。この後も決してないがしろにするわけではなく、場所の提供等も含めて、しっかりと対応はしていくつもりでおりますので、本当にご配慮ありがとうございます。ただ、こども園の中へのこれを組み込みというのは、今の段になっては大変難しいということで、別な場所の提供、これは十分に検討していきたい、検討を進めていきたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木安次君。 ◆8番(鈴木安次君) これで時間が来たということなので質問は終わりにしますが、これからも町発展のために十分に、議員に指摘される以前から、町みずから検討するように希望して質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、8番、鈴木安次君の一般質問を終わります。 休憩します。     休憩 午前10時08分     再開 午前10時20分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(大縄武夫君) 次に、7番、鈴木茂君、登壇願います。 鈴木茂君。 持ち時間は11時11分までです。     〔7番 鈴木 茂君登壇〕 ◆7番(鈴木茂君) 7番、鈴木茂です。 通告内容に従って質問をしたいと思います。 初めに、前段でございますが、我が塙町議会、今回も一般質問は9名でございます。聞いたところ、隣の栃木県ですが、我が町と同程度の14人の議員さんがおる中で、一般質問は今回4人だということを聞きましたので、いかに我が町の議員が熱心に町を思い、町民を思い、頑張っていることをまず申し上げてから質問をしたいと思います。 まず、町外からの若者定住について申し上げます。 今月の広報9月号を見ても、赤ちゃんが2名です。最近ですが、もう3名とか、産まれた子供は私が知っている限りは5名ぐらいが月最大です。本当に少子化は我が町ばかりじゃないと思いますが、まさに坂道を転げるように少なくなっているのが現状だと思います。少子化を防がなければならないわけなんですが、防ぐにはまず若者の流出を防がなければならない。これは職場の確保、住宅の確保なことをしなければならない。そして、若者がもし町の残ったときに結婚を促進させるというか、していただかなければ子供は産まれませんから、結婚の促進をする。そして、産まれたらば、子育ての支援をし、教育の充実を図る。そうしないと、今は子供は減る一方で、ふえるなんていうのはなかなか大変。ただし、この3つ、4つ、全部をもちろんやらなきゃならないわけですが、たった1つ、教育の充実だけで子供をふやしている町もある。そういうところも視察をしてきております。 若者の流出を防ぐといっても、高度な教育を受けますと、なかなか町に戻ってこないわけです。そういった場合に、町外から、都会から若者を呼び寄せる、呼び込む、そういう手だてもこれは必要ではないかと思っております。 今、都会の若者でも雑踏に疲れて田舎に行きたいという田園回帰志向ですか、これが高まっていますので、そういった若者をぜひ塙町にも呼び込まなければならない。私はそう思っているんですが、宮田町長はどのようにお考えになっていますか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、鈴木議員の質問にお答えを申し上げます。 お話のように、町外からの若者の定住、この必要性については、本当に人口が減少している我が町にとっては大変重要な課題であるとこのように認識をいたしております。若者が定住できる、定住したい環境づくり、これが大きな課題でもあります。町では人口減少が続いております。今後、やはりこの町を守っていくと申し上げますか、持続可能な町の形成、これを目指すためには、やはり次世代、次の地域づくりの担い手となる人材の確保、これが大変重要であります。しかしながら、この減少であります、国全体が人口減少という中で進む中で、全ての地域での定住人口をふやす、国内の。これは大変難しいと考えております。やはり議員のご質問にあります若者定住につきましては、何か特色のある住みやすい町づくりを進めまして、先ほどお話がありましたように、安心して働く場所、結婚、子育てができる環境を整備しなければ若者定住にはつながらないなとこのように考えております。 確かに田舎に回帰というんですか、若い方が田舎に再度目を向けるような、目を向ける方も多々いらっしゃるというような話もお聞きしておりますので、大変その辺は興味深いところでもあります。 ただ、一つの方法といたしまして、これからの団塊の世代、このリタイアが、都市住民が大変増加しており、これからピークを迎えようとしておるところでありますけれども、若者定住とあわせまして、都市住民が農山村に同時に生活拠点を持つ二地域居住などのライフスタイル、この視点を持ち、町への人の誘導、移動を図ることも視野に入れてもいいんでないかと思っておるところであります。いろいろな施策を実施しまして、住みやすい町づくりを進めていくことで、そういうものも上乗せになってくるんではないかなというような思いもあります。今後、定住、この二地域住居に関しましてですが、この推進を図るために福島県の県南地方二地域居住相談所ラクラスしらかわ、こういう組織がありますんで、この情報の共有、発信なんかもぜひ連携していきたいとこのように思っているところであります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 重要な課題であると言っているけれども、難しいとも言っているんですね、町長。何でもこう難しいと、最初からこれ難しいと言ったら何も前には進まないと思うんですが、それで、これ移住の話もしますけれども、若者でないと子供は生まれませんから、年寄りと言っては失礼ですが、50代、60代では子供はできないと。ただ、もちろん移住してもらうことも人口減少もありますから、それが大事ですが、一番の目的は若者に来てもらうと。そして、子供を産んでもらいたいとそういう目的なんですが、一応この移住、若者がいるかどうかも含めて、過去3年の移住者はどのぐらい町にあったのか。そして、県では住宅支援事業というのを取り組んでいるわけなんです。100万円、県外から移住してきた人にプラスしますよと。我が町もこの対象に入っているわけです。棚倉町、矢祭町、塙町とこう3町でやっているわけなんですが、こういったものも利用しているのかどうかをお伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、過去3年間、町外からの移住者ということでありますが、つい最近、一組だけ移住を決めた方がおります。そして、交付金ですか、補助金を拠出するということでその手続を進めておるようであります。 そして、県の住宅支援事業を利用されておるかということでありますので、この辺ちょっと説明させていただきます。県の住宅支援事業との問いでありますが、県の補助金事業で町が実施している住宅支援事業には、来てふくしま住宅取得支援事業があります。今年度始まった事業で、県外から町内に移住した方に対し、住宅取得の経費の一部を補助するものです。基本額は140万円で、その他地域活性化要件加算額が最大60万円。本町では加算額の要件を中学生以下の子供がいる場合、世帯員のいずれかが町内に就業した場合、住宅建築を町内業者が請け負った場合の3要件とし、それぞれ20万円を加算することとしております。1世帯最大200万円の補助が受けられることになります。なお、このお金の原資でありますが、このお金の半分、これが県から補助され、補助金として交付されます。 先ほどもちょっとお話しましたが、本事業を利用されているという、あるかという話でありますが、現在1件の申請があります。そして、住宅完成後に補助金を交付する予定でもあります。 このほか県が直接行っております県外からの県内に移住される方を対象といたしました住宅支援事業としては、空き家リフォームのための福島県空き家・ふるさと復興支援事業、新たに多世代で同居、近居を始めるための補助金を交付する福島県多世代同居・近居推進事業などがありますので、せっかくな制度でありますんで、このPRにしっかりと努めていきたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 今の制度なんですが、本当にPR不足だと思います。地元の人もわからなくて、遠くの親戚の人が来たいと言っても、なかなか話もできないです。 それから、もう1回お聞きしますが、最近移住した方は何歳ぐらいの方ですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 個人情報でもあるんですけれども、さわりだけ、50歳以上であります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 若者定住で一番早道というのは、今、地域おこし協力隊が早道なんです。この福島民報にもありますが、県内39自治体で現在115人で最多と、定住促進強化へということなんですが、我が塙町にも2名の協力隊がおるんですが、来年の8月と12月で3年間の任期が終わると。その後も募集を、それでいなくなりますから、いなくなるというか、定住していただければ結構なんですが、その後の募集もしているという話を聞いておりますが、その募集状況、どのようになっているかお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今ほどお話がありましたように、町では現在2名の地域おこし協力隊が活動をしております。そして、新たな募集ということで、町のホームページ等で募集を行っております。また、日本移住交流ナビJOIN、ウエブサイトに定期的にアップしております。このサイトは、地域おこし協力隊に興味のある人、また、協力隊となった人の多くがこのサイトを閲覧しております。福島県県南地方でも二地区居住相談所ラクラスしらかわホームページでも、募集記事の掲載も実施しております。 これまでの啓発活動ですか、塙町のですが、現在の協力隊の活動が県に認められまして、県が主催する地域おこし協力隊現地見学体験会の開催地に当塙町が選択されたところであります。本年10月中旬に塙町において見学体験会を実施する予定となっております。これは、ちなみに定員は5名ということです。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 現在の募集状況はあるのかないのか。応募があるのかないのか、それを聞いているんです。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細について、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 現在の募集でございますが、先ほど町長も答弁の中でお話しましたが、2名プラス、今1名で、1名を今年度まだ募集中でございます。ただ、業務が今と同じダリア関係ということで、今ちょっとそこについては、何名かお問い合わせはあったんですが、年齢が50代の方とかということで、ちょっと今お断わりしている部分もございます。ちょっと若い方を中心に、定住目的にやっていきたいと考えておりますんで、1名の募集を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) ダリアつくりでは募集がないというふうな現状ではないかと思うんですが、そこら辺は少し考える必要だと思います。協力隊につきましても、我が町、何かモデル地区みたくなりそうな感じですが、非常に協力隊も、今、悩みがあるというんです。私の息子が30歳で新規就農しまして、協力隊との交流がございます。そういった中のいろいろな話の中で、塙町は20代、30ぐらいで2人いますから、話し相手がなんですが、ある町、近くの町でどことは言いませんが、20代の協力隊が来ているんですが、1人で農業のほうについているんですが、悩みがあると、話し相手がいないんだと。右を向いても、左を向いても、私ぐらいのおっちゃんとおばちゃんしかいない。若い人同士の話、語り合い、若い人というのは話が全然違います、我々と。私も息子と非常にいつもぶつかっていますが、全然考えが違います。そういう若い人同士の話ができないんだと、ちょっと今、悩んでいる。定住するかどうか考えちゃうなという話していますので、その辺を考えないと、協力隊といっても職員ではないので、都会から来た若者なんで、その扱い方は非常に大切にというか、そういうふうに考えてあげないと、押しつけ押しつけ、私が聞いているには、大分協力隊にも担当課で押しつけがひどいという話も聞いていますので、これらがありますので、これ、前に2人塙町にも来ていますけれども、悪い例がありますので、そういうことのないように推しはかってやることも私は大事だと思います。 募集ですが、余りダリアにこだわり過ぎますと、ダリアでも必要なんでしょうが、私は前々から言っているように、木の町塙ですから、森、木の関係、私は岡山県の西粟倉村というところに6年前に視察に議会で行ってきましたが、ここは今、人口1,500人ですけれども、その当時に30人ぐらい若者が移住してきて、都会からです。これは学校が廃校になった跡に森の学校をつくりまして、森や木の研修生を募集しまして、そこに来た研修生がその村を気に入って移住して、山林作業とか、ほかのことについてやっているんです。我が町も木の町ですから、農業、ダリアにこだわることなく、林業、そして商業でもいいですから、そういった関係にも枠を広げて協力隊を募集してはどうかと思うんですが、町長どういうふうに考えておりますか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変ありがたいアドバイスと申し上げますか、助言だとこのように感じております。常々思っていることなんではありますが、やはりこの町、地場産業というんですか、本当に単体の工場では日本一という協和木材さんという大きな会社をこの町に在しております。これも含めまして、やはりこの町の最終的な生き残りというのはやっぱり地場の品物、これをしっかりと利用していくというか、地場の品物とともに生きていくというのが一番基本だろうと。そういう中にありますから、今お話がありましたように、協力隊もダリアに限らず、木であったり、商業、商業も新たな仕事を背負って、担ってと申しますか、ああ、担ってじゃないですね。新たな仕事というんですか、業種を持って塙に帰ってきておる若い方もいらっしゃいますので、そういう方も手助けしながらといいますか、援助しながら、新しい形での協力隊、ぜひこれは検討されるべきですし、このように思っておるところであります。大変ありがたいアドバイスであったとこのように考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 商業でも今言われたとおり、起業です。起こす起業関係で成功している町もあるわけです。若者が商店街の空き家に来て、そこでIT関連の企業を起こして会社をやっていると、そういう事例もありますので、2人募集するのであれば、1人は農業、ダリアでもいいし、1人はまた別関係とそういうことで募集しないと、いつまでたっても応募はないと思います。 次、いきます。 若者の定住・移住がテーマでございますが、この住宅問題です。 台宿の北原若者定住住宅にも、ちょっと現状を伺いますが、町外からの入居者に関しても何か特例があったように記憶しております。また、末広町に定住分譲地をつくるわけですが、そこにも町外から来た方に対しては優遇措置とかそういうものを考えているのかどうか、お伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず最初に、北原若者定住住宅の現状ということであります。これは、北原定住促進住宅については、公営住宅には入居できない中間所得世帯の町内定住を促すための施設として設置をいたしました。1棟2戸の賃貸住宅であります。満40歳以下で、原則結婚していることを入居条件としまして、住宅取得までの一時的な住まいとして利用していただく施設と考えておるところであります。住宅の入居状況ですが、現在、2世帯の方が入居されております。いずれも町内の方で、町外からの移住者ではありませんが、お話をお伺いいたしましたところ、町内にアパートを借りようとしていたところ、町内にこのような住宅ができたので応募したとのことでありました。結果的に、人口増にはつながってはないんですが、住宅建築によって人口の流出を防ぐことができたのではないかとこのように考えておるところであります。 そして、末広町ですか、この分譲地。この若者移住、どのような形で応援するのかということでありますが、現在工事を進めております末広町地内の宅地分譲地は、子育て若者定住促進住宅団地として、若者の住宅確保対策を主な目的として整備をするものであります。したがって、子育て世帯や若者を対象に支援制度、これを検討しているところでありますが、ご質問、これは一番重要なところだろうと思うんですが、町外からの若者をどう町内に引き込むのかというところ、これは大変重要であるとこのように思っております。 先ほど申し上げましたように、若者の流出をいかに食いとめるかという視点でも重要であろうと思いますし、若者にとって魅力があれば町内に引きとめる、あるいは町外からですか、引き入れることにもなるだろうと思っております。 そして、先ほどお話しました魅力とは何かということになりますが、分譲地に限って言えば、大きく2つあるだろうと考えます。1つは、立地条件。これは商店、学校、病院、交通の便、これらが快適に利用できる、これが第1点。もう1点は、2つ目は、やはり取得するためのお金です。求めやすい手ごろな価格であればさらに魅力は増すだろうと。これを末広町に当てはめて考えてみますと、周辺には病院、商店、これは徒歩圏内。本当にすぐそばにあります。また、こども園も近くにできるということで、若い方々で小さいお子さんを持つ世帯にとっては、魅力的な分譲地になるんではないかと考えておるところでありますが、お金です。これは現在検討しておるところでありますが、求めやすい、若い方々が本当に求めやすい土地の価格設定、また、住宅の建設に当たっては、一定条件のもとの補助金制度、これを導入いたしまして、若者世代にとって魅力ある、しかも、入手しやすい分譲地であればとこのように考えておるところであります。 なお、町外からの移住者に対しましては、県外からの移住者を対象としました、来てふくしま住宅取得支援事業、新たに3世代以上が同居した、または、近居した場合の県の補助制度、先ほどもお話はいたしましたが、多世代同居・近居支援事業などがありますので、これもかみ合わせて一緒にPRしていければと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 確認しますが、そうすると町としても県外から、県外ですね。優遇制度をつくるということでよろしいんですか。つけたいということですか。つけるということですか。これ、どっちですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私としては、ぜひつけてあげたいと思っておりますが、今、いろいろな条例等々もありますので、検討を加えておるところであります。しっかりと前向きに考えていきたいなとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) ぜひお願いします。 実は、塙町には農業青年会議所、これ30年以上前に結成したんですが、私も入っています。昔は若かったんですが、平仮名のせいねんになって、今は老年会議所に近い。ただ、私も息子に譲りたいんですが、まだちょっと仲間がおりますんで、まだ世代交代はしていないんですが、交代をしたいなと思っています。役場の庁舎に塙町農業青年会議所が10年ぐらい前に看板を新しくかけかえました。これは、町に若者を呼び込むための文言が書かれています。これ、役場の入り口で、町長はもう2年以上あそこを歩いて通って、横断歩道を歩いて庁舎に通っていると思うんですが、これはっきりと見やすく書いてあるんですが、何て書いてあるか、町長わかりますね。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 大変申しわけありません。お答えを申し上げます。 全部は覚えておりませんが、農業青年会議所の看板だという認識はございます。魅力ある農業云々という言葉でしたか。大変申しわけないです。今度はしっかりと読んでみます。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 町長は下向いて歩いているんですか。もう2年間以上あそこ、横断歩道を前に歩くと、そこに看板が書いてあるんです。1字合っているしか、もうほとんど合っていないですよ。町長がわかんなくても、役場の課長さん方は私はわかるのかと思っているんですが、ちょっと聞いてみますが、町長からふってもらって、まず担当の振興課長は何て書いてあるかわかりますか。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 農業担当なんですが、直接農業委員会が青年会議所担当になりますが、若者という字が入っていたというふうに、私あそこ、たまに車でとまりますが、若者と入っていたような感じでしか、大変申しわけないんですが、覚えてございません。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 1字ぐらい目に入っているかどうか。もう10年前から看板わかりやすく設置してあるんですよ。町長わかんないとみんなわかんないもしれない。農業委員会担当は事務局長なので、事務局ももう2年か3年やっていますので、事務局長なら必ずわかるはずだと思いますが、わかりますか。 ○議長(大縄武夫君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(鈴木義房君) 看板設置してあるのは認識しておりますが、書いてある内容については忘れてしまいました。1回は読んだ記憶あります。それは3年前ほどだったと思いますが、ただいまは記憶してございません。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) こういうことですから、わかる方誰かいますか。手上げてもらえますか。誰もわからないですか、ここにいる方。これ、今発表しますけれども、こんな簡単な言葉、来たれ若者よ、農業は魅力ある職業だと書いてあるんです、ここに農産物の絵が書いて。これは、千葉県から移住して農業を行っている方が考えて、発案して書きました。その方はお婿さんではあるんですが、そういうことを、字も看板も誰も見ていないということは、さらさら若者移住については頭に入っていないと、そういうふうに私は認識しますよね。あれだけ書いてあって、横断歩道の目の前に看板あるんですから、まず頭に入れていない。そんなことは、さらさら頭に入れてない、そういうふうに考えるしか、我々もう10年ぐらい前からわかりやすく設置してあります。ですから、そういうふうでは若者移住はさっぱり成立しませんよ。 改めて町長にお伺いしますが、若者移住、どのように取り組むか、もう1回ご説明願います。
    ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 やはり今、観光面でも関連はあるんですが、私、今しみじみと思っておりますのは、やはり若い方、特に都市近郊の若い方々にこの町を見ていただきたい。この町を見ていただく中で、本当に数多くの中には、こういう町での生活もありかなというような思いを持っていただける方もいらっしゃるんではないかと。まずは、若い方々にぜひこの町を見ていただきたいという、こういうふうな運動というんですか、これは推し進めたい。観光交流含め、それから、モニタリングツアー等々でいらっしゃった方々のアンケート、これ読まさせていただく機会が時々にあるんですが、大変好印象を持って、また来たいというような文章も多々ございます。そういう方の思いを掘り起こすような運動、これもぜひ別な面での塙町の魅力づくりに役立てていければとこのようにも考えておりますし、やはり今まで、ほかの市町村でやっておるような当り前の方法じゃなくて、全く塙独自のやり方、考え方というのもぜひ提案していきたいと。ぜひ皆さん方、一般の町の方々も含め、議員さんも含めて、いろいろなお話が出てくれば、お聞かせをいただければとも思っております。私の頭の中にあるのは、ぜひ多くの方にこの町のよさ、この町の持つ魅力、自然の中にある魅力をもっと宣伝していきたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 若者がいなくなって、子供がいなくなれば、町は消滅するんですから、それをよく肝に銘じていただきたい。 それで、次の質問に入ります。 次に、商店街活性化の取り組みについて伺いますが、町長は商店出身でございます。非常に商店街の人も町長に期待をしていたと思うんです。これ、私などは農業ですから、農業は商売外ですから、商店主出身の町長が誕生。町長も2代続いた役場職員上がりの町長ではなく、民間から出たので、民間の新しい発想で町を盛り上げたいとこういうふうに就任の挨拶をしているわけです。商店街の活性化にどう取り組んだかということですが、ほとんど何もしていない現状だと私はそう思っています。何か商店街でやるというような3カ年計画にも何も載っていないわけですから、本当にシャッター街が目立ちます。食べ物屋さんはやっていますが、昼間も通っても誰も人も歩いていないような現状。この商店街の現状をどのように町長は認識しているか、お伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当に難しいという言葉ではなくても、大変厳しい状況下にあるというのは事実でもあります。ただ、何度もこの席で申し上げた記憶があるんですが、私も含めて、地元の商店街と言われるお店は、その土地に根を張って、水、養分をいただきながら生計を営んできたという長い歴史がございます。そして、高度成長期の一時期をしっかりと協働というんですか、みんなで支え合って、そして、少なくとも今の町、ここまで来るための尽力はあったとこのように思っております。そんな中にありまして、中型店、これは前にも話したことあるんですが、動物だろうと。手綱がついている動物、牛でもヤギでもいいんですが、これは地元の商店、草ですね。我々、草全部食べる。食べて、まだ食べ物があるうちはそこに店として構えは持つが、実際に採算がとれなくなった瞬間に、足が生えていますから、いなくなってしまうと。そうすると、この町は本当に広漠たる原野というんですか、本当に何もなくなってしまう、そういう状況を私は大変危惧しております。そんな中にありまして、やっぱり一つの提案、若い方々とお話し合いを持つ。これからこの町を一体どうやっていくんだと。だから、今までの商店の概念というんですか、これは全く頭から脱ぎ去って、何でもありで生きていく必要があるんじゃないかというようなお話はさせていただいたことがあります。今までの親の跡を継げばご飯が食べられるという時代はもう終わりました。職人さんも含め全ての、農家の皆さんだって本当に厳しい状況下、そして、商店街も、商売やっていても生活はできない。ただ、今の現況ですと、町からシャッター街を、シャッターを全部おろした瞬間に本当に町は大変な疲弊感、そして、町全体の明かりが消えるといいますか、これは大変なものだろうということで、みんな一生懸命努力しておるということが現況であります。そんな中でありますから、今、私にできますこと、これはやはり何でもあり、まずは生き残ることを考えようよという話をしながら、町全体を再構築できればとこのようにも思っておるところであります。本当にペンペン草まできれいに食われてしまって、何も残らない状況だけは決してつくりたくないという思いがありますんで、今の既存の商店をどういう形で残していくかというのは大変難しい問題ではあるんですが、取り組みはしっかりとやっていきたい。特にこれからの町を担う若い方々と、本当に真剣に将来をかけた話し合い、これを重ねていきたいとこのように思っておるところであります。町の現況、これから、今、私の思っていることは以上のような話であります。 そんな中にありましても、大変道の駅等々、売り上げが大変順調であるという話も聞いておりますので、これなんかもぜひ参加できれば、参加しておる商店もあるみたいですが、何件かございますが、これも含めて、その活性化しっかりと取り組むことで、生活基盤の確保ができればとこのようにも思っております。まず、全力でやっていきたいと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 町長は開口一番いつも難しいとこう最初に言うんですけれども、今、地方自治で簡単なものはありません。全て難しいんです。それに取り組まなければならない。それがまた長の使命でもあるし、そういう難しいと言ったら何もできませんよ。 商店街の活性化で、町内ですよね。私が言っているのは、道の駅じゃなくて町内の商店街を何とか活性化しなければならない。活性化というのは、辞書で調べると、ものが活発に動くさまと書いてあるんです。ですから、人がうんと動けば活発になるし、もの、人が活発に動き回らないとだめなんです。活性化しないんです。 この質問については、先の町長にも質問しました。どうにか商店街活性化しなきゃならんと言ったら、いや、商店街の人と話し合って決めたいというそういう答弁をしております。ですから、これはやっぱり話し合いを持たなければ何も始まらないんです。これ、町長、就任して2年以上もたつんですが、こういった活性化について話し合いをしたことがありますか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 組織立てした商店街の組織、その公式な集まり等々ではやったことはございませんが、いろいろな集まりの中で、あと、私感の中でということもあるんですが、そんなお話はさせていただいております。 先ほどご披露したお話も、そういう中で全部、全てゼロでいいんじゃないか、ゼロからの出発でもいいんじゃないか、何でもありでやっていくしかないんじゃないかというような話もさせていただきました。その真剣さは本当に目に余るものがあります。目に余るという言い方は何なんですけれども、本当にしっかりとその真剣味は半端ではないという言い方もないんですけれども、しっかりとした真剣味を感じたところでありますし、これからもその話し合い、申し入れをいたしております。ただ、私の都合、ぜひ聞かせてほしいということで、私の体があいたときに、夕方でも時間をとってしっかり話し合いをしようという申し入れはしてあります。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) そんな堅苦しくなくてもいいんですが、正式に話し合いをしないとだめですよ。何か行事があったときに行って、飲みながら話をしたって、そんな話ではまとまらないです。私は飲んだときの話とこういつも言うんですけれども、酒を飲めば、ああしよう、こうしよう、どこかへ行こうとかと何かすごく元気が出て言うんですが、酒が冷めたらばさっぱりになるわけですから、これは一応私は飲んだときの話ということで処理していますけれども、やっぱりそんな堅苦しくなくてもいいですけれども、正式に話し合いを何回も重ねなければ、そんな1回話し合いしたってうまいこといくわけないんですから、これ計画を立てて、何か一つやろうと思ったらば、順々に計画を立てて前に進めて、何か話が盛り上がった。 私が前も提案したんですが、商店街の人にも今度議会のほうで商工会の役員の人と意見交換会を設定しますので、やりますので、そのときも話はしたいと思っているんですが、各地で商店街もいろいろなことをやっています。100円市とか、そういうのをやっているんです。100円市というのは、その日に100円市を商店街でやりますと、100円のもの、自分のうちのもの、商品、つくった野菜、仕入れたもの、何でも構わない。100円のものを準備するんです。目的は、その商店に入ってもらうことなんです。今の若い人は、塙町の商店の中に足を踏み入れたこともほとんどない人が多い。みんな外で買い物しますから、塙の町の何という店は中はどうなっているとか、何が置いてあるんだか、全然多分わからないと思います、入っていないんですから。それを、いや、どこどこさんはこんなものを売っているんだとか、中を見てもらう。また、今は若い人が食べ物屋さん以外は商店やっていないと思いますが、いろいろな話もすると、地元の人で。そういう目的で100円市というのをやっているところもあります。 それから、昔の商店の看板です。そんなものを全部倉庫から出してきて、昭和のレトロ通りにするとか、これはお年寄りを集める狙いなんですが、昔懐かしいものを見ると年寄りは喜ぶんです。なぜ喜ぶか。自分が元気なときのものですから、それを思い出して、非常に懐かしんで喜ぶんです。お年寄りを集める手段としては、この昔のものを集める。つまりこれが一番だと思うんですが、そういった方法もやっているところ、白河に多分やっているところがあったと思いますが、何かやらないと商店街ももう本当に食べ物屋さん以外はだめになってしまう。 これ、もう一度お聞きしますが、今度商店会の役員さんと交換会しますが、そのときこう持っていくような何か手土産、町長考えているような活性化の案はないですか。お聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 大変難しい質問なんですが、手土産ですか。一番簡単なのは補助金なんでしょうけれども、これもそう軽々には出すというか、根拠がなければ出せないということでもありますし、やはり町としての姿勢をきちっとみんなに提示したいとこういうふうには考えております。しっかりとした町としてのこれからの対応、この姿勢を皆さんにお示しすることで、少しでも牽引役にならないまでにも、後押し役になれればとこんなことであります。いきなりお土産の話されても、ちょっと今、瞬間には思いつかないもんですから、以上の答弁です。 それと、ぜひ商店街との懇談会というか、話し合いをするということでありますんで、いっぱいアイデア、それから、きっかけとなるようなものをぜひご持参いただいて、商店主の皆さんにご披露いただければと、そういうことも期待しておりますんで、その辺もよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 急に言われても思いつかないということなので、じゃ、ちょっとお話しておきますが、私が前から提案しているのは、商店街の中の空き店舗を利用して休憩所をつくってはどうかということを提案しています。休憩所といっても、トイレをちゃんとしなければならないし、夏の対策のためにはエアコンもちゃんとしておかないとあれなんですが、そういったもの。これは官民連携でやらなければできないことです。町がやることというのは、そのお金をもちろん出すことなんですが、何をやることにお金を出すかということで、ただお金を出せばいいという問題じゃなく、何かをやってもらって、それにお金を出して支援するというか、町の支援方法はもちろんないわけですが、この空き店舗を休憩所に使う、これもやっているところ、もちろんほかにあります。そういったことを検討していただけるかどうか、もう一度お聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変興味深くお話を聞かせていただいております。と申し上げますのは、たまたま町の中歩いてご訪問というんですか、お訪ねをしたときに、どうしてもお話し相手がいない。この大字塙の中ででも話し相手がいないんで、そういうふうにみんなが集える場所をぜひつくってほしいというような話をいただきました。これはぜひ検討すべきでもあるし、その財源たるものですか、これも担当課とも相談しながら、しっかりとした財源を確保した上での事業として立ち上げることができればとこのようにも思っております。 それと、蛇足になるんですが、この町の中にあっても、もう買い物に出るのも大変だということで、ご用聞きをお願いできないかというふうな話も多々されております。実際、スーパー等々に頼まれて買い物に行ってきたなんて方もいらっしゃいますので、そういうことも一つの形として後押ししながら、その生活を守っていくというんですか、生活の利便性のために活用できないかなというようなことも考えております。その集会所というか、集会施設というんですか、これは担当課とよく相談しながら、まずは財源というところからしっかりと検証を進めていきたいと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 鈴木茂君。 ◆7番(鈴木茂君) 町長、余り難しく考えないで町政に取り組んでいただきたい。それをお願いして、私の一般質問を終了します。 ○議長(大縄武夫君) これで、7番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。     休憩 午前11時11分     再開 午前11時20分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △吉田広明君 ○議長(大縄武夫君) 次に、3番、吉田広明君、登壇願います。 持ち時間は12時20分までです。 吉田広明君。     〔3番 吉田広明君登壇〕 ◆3番(吉田広明君) 3番議員、吉田広明です。 通告に沿って質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、県より求められた市町村財政計画について質問する予定でしたが、決算書を見ますと、本年もおおむね改善されているとのことなので、次の質問をします。 塙町の骨子である塙町第五次後期長期総合計画も四半期を過ぎました。計画の位置づけとして着実に進行管理を行う町の最上位計画、住民と共有する計画、自主・自立を目指す計画とされております。その中で、主要事業として行政評価システム推進事業も書かれております。行政評価シート及び事務事業評価シートの質問は、幾度も問い合わせや提出をお願いしてきました。いまだに町民や議会に提出されておりません。最上位計画と住民と共有する計画などと書かれているにもかかわらず、なぜ公開していただけないのか、理由を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、吉田議員のお尋ねにお答えを申し上げます。 お尋ねの行政評価システム推進については、担当課長のほうから詳しく説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤要一君) ご質問にお答えいたします。 行政評価システム推進の取り組みでございますが、行政評価の前段で必要となります、各事業の目的、成果、現状の把握を行うための取り組みとして、平成25年度から27年度にかけまして、職員を対象に事務事業の分析、優先度の設定、評価の方法など、実習を交えながら研修を行ってまいりました。28年度以降につきましては、研修で取り組みました基本施策マネジメントシートを作成しておりますが、事業を絞るなど試行的な取り組みにとどまっておりました。28年分の主要な事業のシートを議会のほうへは提出はしておりましたが、内容についてはまだまだ不十分であると認識しております。このシートを使った事業評価を新年度事業計画に生かし切れておりません。いまだ試行的なシートであるため、公表できないでおります。今年度につきましては、主要事業の目標設定や計画、実施の進行管理などのチェックや議論をし、それを事業実施につなげるため事務事業調整会議等で主要事業の進行管理を行っております。29年度の主な事業の基本施策マネジメントシートの作成はこれからの取り組みになりますので、事務事業調整会議の中でも検討を加え、年度内に議会にお示ししてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) ぜひ年度内に提示していただければと思います。非常に興味のある内容ですし、またはチェックできる、議会としてもチェックできる書類だと思いますので、ぜひ提示をお願いします。 次に、事務事業、今お話された事務事業調整会議なる機能が創設されるとの話がありましたが、この組織の位置づけや業務内容を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの事務事業調整会議でございますが、複数の課に関係する主要な事務事業を対象に、町の施策として情報を共有する、これを基本にしております。事業の進行管理、事業を進める上での課題に係る議論、数々の検討を行うために毎月開催しております。町長、副町長、教育長、各課の課長で構成し、町長の意思決定や各課の円滑な事業の実施を目的として実施しておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 話の中身ですと、既存の課長会議の延長のようにも感じますが、改善と結果を求めていただきたいと思います。 また、先ほどの行政評価シート及び事務事業評価シートなどに類する書式は、民間企業でも採用されております。自己評価や達成率などを書き込めば、課題の明確化や対策、自己実現の確認で、思考や行動にもあらわれてくると言われています。今後とも町民目線で業務を遂行していただきたいと思います。 次は、私の過去の質問で検討しますと答弁をいただいている案件の確認と新たな提案をしたいと思います。 まず初めに、行政改革委員会の会議がその後開催されておりません。質問回数3回で、開催するという答弁は幾度となくいただいておりますが、6月定例会において、本年12月の定例で議会に示すと回答されていますが、進捗を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの行財政改革についてでございますが、行財政改革大綱素案ができ上がりましたので、これを係長クラスのプロジェクトチーム会議で検討、精査をいたしまして、町民の皆様のご意見を聞く場を開催してまいります。しっかりと多くの方々のご意見をお伺いいたし、作成後、12月定例会にはお示ししたいとこのように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) ぜひ予定どおりの開催と公表をしてください。 次に、常豊幼稚園、常豊小学校の跡地利用計画で、教育委員会だけで利活用検討を行うのは余りにも負担が多いと思います。既存の業務のほかにこども園建設に向けての仕事や子ども・子育て支援法の運用等の課題もあり、6月定例では公有財産の総合調整権が町長にあり、今後は総務課が担当するとの答弁も出ています。今後は、町の事業として所管を総務課に置きながら、多くの担当課を参画させ進めるべき時期だと思いますが、進捗を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話のように、公有財産につきましては、その使用目的によりまして管理主体が異なり、旧常豊幼稚園、小学校施設のように今後の利用を検討する過程においては、町長部局の総務課が相互調整の役割を果たすことになります。塙町学校施設等利活用検討委員会から報告をいただいた内容、その実現の可能性を補助事業を含め、個々に検証を進めております。その実現の可能性の一つといたしまして、文部科学省の未来につなごう、みんなの廃校プロジェクトを活用する計画をしております。これに登録することで、その情報を全国に発信し、民間企業、学校法人、NPO法人、社会福祉法人等との活用ニーズのマッチングを図ろうとするものであります。さらに、東北経済産業局の福島県よろず支援拠点での創業・企業業務拡大を希望する方とのマッチングも図ろうとしております。現在のところ、利活用検討委員会から報告いただいた内容を軸に、集会施設としての活用だけに限らず、さまざまな活用を検討していきたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 学校の跡地利用計画につきましては、那須町にある小学校跡地の施設を私も2週間ほど前に現場を視察してきました。細かい教室ごとに貸し出しをしている。おのおののいろいろな事業体がありますけれども、そういう施設もありますので、そういう貸し出し方法も含めながら検討していただきたいと思います。 事業内容の公表については、改修費等の補助対象と関係しますので、十分な検討をした上で公表を行っていただきたいと思います。 次に、給食センターの地産地消で、道の駅から野菜の供給ですが、規格外野菜の納品はできないという問題を聞きます。傷んだ野菜は無論納品できませんが、新鮮で安心・安全な野菜であれば問題はなく、規格の認識について給食センターと打ち合わせが行われているのか、進捗も含めて伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 規格外の野菜の納品の関係についての質問でございますが、道の駅では、現在、約245名の皆様が会員となっております。そして、農産物生産等を行っております。道の駅では、平成17年度から学校給食部会により給食センターへ食材の供給を実施してきました。納品を重ねるにつれ、調理をしやすいように規格を統一してほしいとの要望があり、その後、入札制度により落札ができなかった経緯もあり、生産者の生産意欲減少ともなった経過もございます。 この要因の中には、1つ目といたしまして、生産量が不足しておる。2つ目としましては、各農家は少量多品目生産ですので、栽培コストが高く、生産価格を下回る納品価格となってしまっていること。3つ目としては、小規模生産のために商品にばらつきがあることであります。議員の質問の規格外野菜の納品となっている要因が以上のようなことが考えられます。 給食センター側もばらつきのある農産物等では、調理の際のロスも生じ、コスト高になりますし、ある程度一定の規格の農産物購入になることはやむを得ないと考えます。地元の食材を地元の子供たちに提供する取り組みについては、誰しもが実施したいと考えるところではありますので、現在実施している集荷システム、計画生産体制の確立実行に向けまして、しっかりと進めてまいりたいとこのように考えております。 規格外の認識について、給食センターとの打ち合わせができておるのかという質問でありますが、給食センターより年間の使用農産物のリストについての提供を受けて、町農業担当課、道の駅で情報を共有しております。道の駅の法人には、町の定期検査等でお願いをしておりますが、受け手側の理解、生産者の理解、給食センターの理解と3者の理解が一致することが必要と考えられます。町としては、地産地消について提案をする立場ですので、関係する皆様の理解と環境づくりに努めていく、こういう方向で検討、協議を行っております。 そして、現在、道の駅法人には、ぜひ学校給食に地元野菜をということで冬野菜の白菜等、比較的栽培数、これが多い野菜については給食食材に提供、販売できるように進めてはどうかの提案もしておるところであります。今後、給食センターへの地元野菜の供給、生産計画の中で生産者を募り、量確保をしていく方向が最善であると認識をいたしております。その実施に向けて、関係する道の駅法人、生産者、理解醸成が必要となりますが、これらについては、町としても今後も積極的に働きかけを重ね、そして協議を重ねていきたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 野菜の納品につきましては、鮫川村さんと同じ条件だと思います。要は規格の問題、それから、生産者の問題等々含めますと、鮫川村さんのように食と子育て意識が高まっている村だと思います。そのためにも職員の行政視察は必要で、今お話されたような町の状況だけを説明しているのではなく、近隣市町村への行政視察を職員さんみずから積極的に行うべきだと思います。何度も言いますけれども、条件は全て一緒だと思います。しかし、鮫川村さんは実施され、成功しているというしっかりしたモデルがありますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。 次は、学校給食の無償化はぜひ実施すべきです。以前も話をしましたが、平成27年度の福島県県南建設事務所の資料で、県南平均所得278万5,000円に対し、塙町は222万1,000円で56万4,000円も所得が低く、多くの子供を育てる環境にないと考えております。町長も同じだと思いますが、少子化を食いとめる一つの手段として給食費の無償化は必要と考えます。実施を考えているのであれば、時期を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話のように、塙町の未来を担う子供たちの体をつくる給食は、食育の観点からもとても大事なことであります。塙町では、平成29年度から給食費の3割を負担し、保護者負担を7割に軽減しております。仮称でありますが、はなわこども園建設、子育て世代若者定住促進住宅地造成などの町の子育て支援施策のうちの一つでもありますんで、財源の関係もございますが、保護者の負担を2分の1まで軽減したいなとの考えは持っておりますが、まずは平成30年4月開園予定の仮称はなわこども園の建設時にあわせまして、保育園児の分をどうするか検討しつつ、少なくとも3歳児まで対象を拡充してまいりたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 今の答弁のように3歳児までということでなく、やはり小学校、中学校まで、こども園開設に向けて財源も非常に難しいとは思いますけれども、ぜひ実施していただきたいと思います。この事業は子育て世代に必要な支援となります。出生数の増加につながる政策として、ぜひ実現をしていただきたいと思います。 次は、塙コミュニティプラザでのママカフェの実施について計画があるのか。この施設ができれば、子育て世代の子育て相談窓口や料理教室、自主イベントなどを通じ子育てネットワークをつくり、コミュニケーションスペースとして利活用できます。児童・生徒の支援が本当にできると思いますので、構想があれば伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 使用体系の質問だと思うんですが、これは、ママカフェについては、同じような目的で、現在、町といたしましては、子育てサロン、のびのび教室等を開催しております。この利用方法ですか、これが本当にママカフェという喫茶店形式のものとお考えかどうか、その辺はまた別なんでありますが、今、その類似するものとして、以上のような子育てサロン、それから、のびのび教室等は開催をいたしておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 子育て支援のさまざまな事業は理解してはおりますけれども、お母さん方が自由に、お父さんもお母さんもそうですけれども、集えるコミュニケーションスペース、そういうものが必要でないのかなというふうに思います。若い方のお話を聞きますと、他町村とか大きな市に行って、そういうところで買い物をしますけれども、塙町に土日集えるようなフリーで集えるような施設、そういうものが1カ所ぐらいあっても、それは例えば喫茶店形式であってもそれは構わないと思いますけれども、そういうものが待ち合わせ場所になってもいいと思います。そういうものがぜひこういう場所を利用しながら、できれば先ほど言いました自主のイベントをそのお母さん方がやるとか、そういうことも可能になってきますので、フリースペースとして考えていただきたいと思います。 次は、子ども・子育て支援制度の基本理念ということでお話します。基本理念は、学校・家庭・地域・職域、その他の社会のあらゆる分野における全ての構成員がおのおのが役割を果たすとともに、相互に協力して行われなければならないとあり、国民の義務です。さまざまな課題にどう取り組みを進めるのか質問をします。 まず、利用者支援事業として、子供の居場所づくりやこども食堂、ひきこもり児童・生徒の在宅訪問型事業、そのほか新たな取り組みがあれば伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 3点ありますんで、それぞれにお答えを申し上げたいと思います。 まず、最初の子供の居場所づくり、この取り組みでありますが、塙小学校児童を対象に放課後に学校や家庭以外の大人や地域の方々と交流し、スポーツ活動や文化活動などを通して児童が放課後に安心して過ごせる居場所となることを目的に、はなわ子ども教室を開設しております。30年度からは、5月から2月まで毎月2回金曜日、小学校下校時から午後6時まで台宿分館を会場に季節行事やレクリエーション等の体験活動を中心に教室を行い、16名の児童が登録しております。子ども教室指導員4名と公民館職員で教室を運営しております。 そして、次に、こども食堂でありますが、こども食堂、これは主に地域のボランティアが子供たちに対し、無償または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する取り組みであると認識しております。現在、当町においては、こども食堂に該当する活動を行っている団体はございません。全国的にも多くの事例があり、効果的な事業となることが期待できますので、取り組みの動き、これは民間でです。民間で取り組みの動きがあれば、行政としてできる限り連携してお手伝いができればとこのような考えも持っております。 それと、3つ目の在宅訪問型事業ということで、子ども・子育てに関する事業として、共働き世帯などを対象として、小学生を対象に学童保育を実施し、幼稚園児を対象に預かり保育を実施しております。ひきこもり児童・生徒の対策としては、不登校の児童・生徒に対し教育指導員による登校支援や学習支援を行っております。また、スクールソーシャルワーカーが家庭訪問をし、相談し合い、助言を行っております。さらに、関係機関との連携を図り、ケース会議等を開催して、その情報の共有を図っておるところであります。 そして、先ほど、話が戻るんでありますが、駅のコミュニティプラザの2階、これの利用の方法というのは幅広く考えていきたいなという思いもありますので、つけ加えさせていただきます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 子供の居場所づくりの話が出ましたけれども、土日だけというのでは、なかなか平日受け入れする場所がないということなので、ここらも検討を要する部分だと思っております。 こども食堂につきましては、実施されている自治体さんがふえてきておりますので、対応におくれをとらないように企画をしていただきたいと思います。その話の根拠としては、やはり学習支援を受けている生徒さんが約80名ぐらい小・中学校でおるということなので、差別用語とかそういうことではなくても、実態がそこにあるということを理解していただいて、こども食堂の開設を検討すべきだと思っております。 在宅訪問型事業につきましては、やはりひきこもり対策というのが非常に社会問題化してくると思います。もし、社会に出て納税業者になれば、生涯の生産性といいますか、収入も含めれば、莫大な金額になってきますので、1名、2名であってもすごい経済的損失になりますので、そういうところは行政として真摯に対応していかないと、なかなか難しいと思います。 その中で、白河にありますホームスタート事業等も活用しながら、子育てだけの対応でなくて、ひきこもりの対応といいますか、ボランティア対応をするような事業も構築できるのではないかと思います。行政の方がひきこもりに対応してしまいますと、どうしても個人情報で難しいところもあるでしょうけれども、受け手側というか、そのサービスを受ける方もかたくなな部分もどうしても出てきますので、民間の方にそういうところも少し協力を願うという方法もあります。こういう流れは福島県もかなり進んでおりますし、近隣市町村でいえば白河、それから、西郷も今度スタートするそうです。猪苗代町、会津美里町、会津坂下町、あと多くの市はやっております。そのような事業もありますので、これは国県の補助対象には多分なっていかないとは思いますけれども、総合的に考えていただければと思います。そういう取り組みが本当に必要とひしひしと感じる時代ですので、ぜひともお願いします。 次に、塙町において、閉園後の塙幼稚園に他町村からも通園しているすぎのこ園や学童保育施設が利用できる事業となるのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 閉園後の塙幼稚園、これをすぎのこ園として利用することは今までどおり使用できると考えております。そしてまた、現在の塙小学校内で行っております学童保育については、施設が手狭となっておりますことから、この幼稚園の活用、これも含めて考えていきたいとこのように思っておるところであります。 以上であります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) すぎのこ園に関しましては、こども園に入所することは考えておらず、現在の塙幼稚園のスペースでは狭いので、2教室あれば対応できると話されております。そのほか、平成8年に塙町の事業として、幼児デイサービスとして塙町が要請したという経緯もありますし、塙の町有地等があれば園独自として建物を建ててもいいような考え方も持っていらっしゃるみたいです。そのほか、なぜそのこども園に入らないのかという、要望があるんですかという話を聞いたところ、目的外利用ということと制度上問題になるんではないかというふうなヒアリングを受けております。 このような状況の中で、こども園とすぎのこ園さんを議場で論ずるのはちょっと根拠に欠けるのかなと思っていますので、私が聞き取った限りでは、こども園に入所したいという話はございません。要望として言っているのは、先ほど言いましたように2教室の増床を求めたいということなので、町が要請してできた民間の施設でもあります。今後、協議の場を設けて何らかの対応をすべきですが、伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今のお話の中にありました教室の提供、そして、もっと興味深く感じましたのは、町有地の提供をすれば建物をつくってもいいというようなお話ということで、全く新しい形での取り組みが生まれてくるとこのようにも思っておりますが、とりあえずという言い方はあれなんですけれども、今、本当にお答えができるのは、今ある施設を利用していただくということで安堵していただきたいなとこのように思っておるところであります。ぜひ話し合いをさせていただきたいですし、こっちから出かけていってもお話は伺いたいなとこのように思っておりますので、しっかりと協議は重ねていきたいなと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) ぜひ協議を進めていただければと思います。 次に、仮称ですが、子ども・子育て支援課の新設について質問をします。 妊娠から出産、幼児、小・中学生までにおいて、または18歳までの育児と教育の一貫した切れ目のない受け皿体制整備が必要に思われます。課の新設ともなると大変ですが、課の統合も含めて検討すべき時期だと考えますが、この提案について伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員さんがおっしゃります子ども・子育て支援課なるもの、近隣でいいますと棚倉町で従来の幼稚園と保育の実施に関する事務を教育委員会に子ども教育課子ども係を設置しております。矢祭町では、ゼロ歳児から就学前までの乳児及び幼児の施設として教育委員会の中にやまつりこども園を設置しております。塙町においては、平成32年度に仮称はなわこども園の設置を機に、子育てを支援する拠点としての組織機構の検討を進めていく考えでおります。     〔「もう1回」と言う人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 申しわけありません。教育長のほうからもお話があるということなんで、お聞きいただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、ただいまご提案をいただきましたゼロ歳児から18歳までにおいて、育児と教育の一貫した受け皿体制の整備ということでございますが、これは非常に重要なことであると私も認識しております。特に小・中学校で不登校になって、そして、中学校卒業後、進学や就職をせずに家庭に引きこもる子供に対しての支援は、現在は十分なものとなっているとは言いがたいのではないかというふうに認識しております。 塙町では、塙町で育った子供たちが将来自立して社会で活躍してくれることを期待して、家庭、学校、行政、地域、関係機関が連携、協力して、零歳児からさまざまな支援を行っております。そういう観点からいっても、今後、中学校卒業後の18歳までの子供たちが自立していけるように支援体制のあり方について検討を進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 教育基本法や児童福祉法の境を超えた新しい取り組みが必要と思います。このままでは社会を支える子供たちは先細りになります。答弁のように、棚倉町も教育委員会に子ども課があり、保育園も管轄となっております。多くの市町村が取り組みを進めており、塙町も途切れない子育ての一貫した支援を必要とする時となります。ぜひ検討していただきたいと思います。 次は、高齢者対策について質問します。 将来は空き家が増加していきます。さらにスズメバチ被害がふえ、2040年には720万ヘクタール、北海道の9割の面積相当が相続未登記になると言われ、現在、5人に1人が古希を超えております。日本の高齢化社会の特徴として、高齢者の高齢化、女性の高齢化、低年金・無年金の高齢者、ひとり暮らしの高齢者なども増加していきます。塙町も高齢者福祉計画第7期介護保険事業計画に高齢者向けシェアハウスの検討をすると書かれており、幾度か質問をしてまいりました。前回の6月定例においても答弁をいただいておりますが、その後、冬期間のシェアハウスの検討はしているのか、または、軽費老人ホームなどの計画に織り込むのか、あるいは、塙幼稚園や別な場所での計画があるのか、具体的に伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 特に湯遊ランドの利用法でありますが、6月の一般質問で答弁いたしましたとおり、湯遊ランド、シックハウス対応の建物でありますが、これを一部福祉目的で利用すること、検討すべきという考え方は変わっておりません。そして、現在、高齢者の方々にどんなことが必要なのか、また、どういうことができるのか等を調査するため、塙町生活支援体制整備推進協議会による高齢者向けのアンケート、これを各地域、各地区のいきいき健康教室、健康サロンを通じて実施しております。あわせて意見も求めているところであります。今後、アンケート結果や意見を集約いたしまして、町民の皆様とともに検討していきたいとこのように考えております。各、古い施設ですか、この利用なんかもその範疇に入るだろうとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) ぜひ冬期間だけでも、独居高齢者の支援にもなりますので、ぜひ検討してください。 次に、定例会での質疑に関して質問します。 6月定例会で塙町執行機関と議会との関係をどのように考えているのか見解を伺いたいとの質問で、通告にないので答弁できないと議会だよりに書かれております。議会中継や議事録などにも発言はありませんが、議会中継を見ると、議長の判断で通告外ですのでと制止され、それ以上の質疑応答はありませんでした。さらに、質問通告にも記載がありませんが、町長みずから答弁ができないと発言されたのか、事実を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 一般質問の冒頭でありまして、通告一覧を確認していたところ、議長が通告外ですのでとの発言になったとの認識でおります。議会の会議録、映像のとおりであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) わかりました。 次に、人事や人事評価制度についてもたびたび議論されておりますが、地方公務員法第6条には、要約しますと地方公共団体の長はそれぞれの職員の任命、人事評価、休職、免職及び懲戒等を行う権限を有するものとすると書かれております。平成28年6月から現在まで関係機関からの指導や勧告があったのか質問します。 まず、人事評価制度を導入して、能力考課と業績考課を実施し、業務改善、組織力を高めることでよりよい行政サービスを町民に提供するなどとありますが、この人事についての考え方を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 人事評価の目的は、言うまでもなく人材育成であり、あるべき方向性、とるべき行動に気づかせ、みずから努力する職員育成のツール、道具の一つであります。人事評価をもって異動があるわけではありません。人材は適材適所が基本にあります。役所の業務、多種多様でありまして、係がかわっただけで全く別な業務内容にもなりますし、ずっと同じ業務をしていれば、それだけ習熟度は上がりますが、なれから来るミスも発生することもあり、退職者の補助のための異動もあるので、他の業務の経験がなくとも将来支障を来します。異動により他の業務を担当することで視野も広がり、異動先の業務で力を発揮する場合もあります。町民のために働くことが職員の本分でもありますが、昨今はさまざまなストレスなどで体を壊す人もいますので、それらに気を配る必要もあります。1年で異動する職員もいれば、5年以上異動しない職員もいますが、さまざまな要因を考慮した結果の人事異動であります。その職場で本人の能力を十分発揮させる適材適所の人事を目指して運営を行っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) あくまで町長の適正な判断と権限で、今後も行っていただきたいと思います。 次に、平成28年度人事評価制度なども導入しましたが、地方公務員法第46条による勤務条件に関する措置要求制度及び法第49条の2による不利益処分に対する不服申し立て制度に関して、福島県公平委員会から指導や指摘はなかったのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 職員はその意に反し何らかの不利益な処分を受けた場合、福島県公平委員会に対して不服を申し立てすることができるとされておりますが、導入後そのような案件は発生しておりませんので、指導や指摘などはありませんでした。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) わかりました。今後は、塙町人事行政の運営等の状況の公表についての資料を毎年議会に提出していただきたいと思いますが、議長からも要請をお願いいたします。 次に、平成29年度の決算状況について質問します。 前年度から公益法人などを含む公営企業の損益を明確にするために、新地方公会計制度を導入したのだと思いますが、いまだに本定例会には開示されておりません。本年度も企業会計と異なる決算書で理解を要しますが、財務4表をいつ提出していただけるのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細につきましては、担当課長に答弁をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤要一君) ご質問にお答えいたします。 総務省のほうから公会計財務4表、貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書の4表の作成の要請がございました。この取り扱いについてまだ法制化はされておりませんが、人口減少が進む中で限られた財源を賢く使うというようなものであり、作成を進めております。 本定例議会において、代表監査委員のほうから平成29年度決算審査においてのご報告にありましたように、決算審査資料中に財務4表を添付しておりませんでしたが、監査委員のほうから提出を求められておりますので、連結決算すべき団体から報告があり次第、連結した決算の書類を作成し、監査委員へ提出いたします。議会へは、その時期を見ましてお示ししたいと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。 ◆3番(吉田広明君) 議員研修等も含めて、たびたび公会計の説明は受けてまいりました。9月の決算時期に公開される認識でおりましたが、一般企業会計の場合は、会計期間が終了したら決算を行う必要があり、会計期間終了後2カ月以内に申告をすると定められております。法人税法160条の規定により、確定申告を提出期限までに提出しなかった場合、違反行為をした者は1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処すると書かれております。法の遵守をする公務員の方々に改めて問いたいと思います。 次に、塙町の平成29年度の出生数は58人でした。将来、地方自治体の半分は1クラス編制ができない状態に陥ると言われ、今後は小さな町づくり構想を唱えながら事業取り組みを行い、将来に備えた対策が必要と思います。取り組みがあれば伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 確かに行政効率面のみから推察いたしますと、間違いなく小さな町づくり構想、いわゆるコンパクトシティは行政にとっては大きなメリットがあると言えます。コンパクトシティでは、生活に必要な公共施設や商業施設、医療・福祉施設と居住区域を集積することによりましてアクセスが容易となり、住民の利便性が高まります。その効果は住民の交通費の軽減、自動車の利用頻度が減る。場合によっては保有しないことなどによる維持コストの低下につながって、家計にも優しくなることでしょう。さらには、高齢者ドライバーの交通事故も減少するかもしれません。行政では、コンパクトシティ化により、あらゆるインフラへの維持管理費や除雪費など予算が減少するとともに、予算を集中的に、効率的に投入することが可能となり、自治体としては経営が好転しますので、住民サービスに多くの投資が可能になります。住民税が安くなるまでには至らないまでにも、町全体では人口減少や税収減となっても、コスト減によって一定水準の維持は可能になるだろうと考えております。 そのほかにも、現状では崩壊寸前の地域コミュニティがコンパクトシティでは新たな地域コミュニティが形成されるということも大いに考えられ、メリットは多々考えられます。しかしながら、コンパクトシティは理論先行の部分が大きく、本当に実現可能であるのか、実現したとして、その有効性はどのくらいなのかなど、各地での取り組み事例からまだまだ検証が十分にされていないかと、早急に語れない施策と考えます。現時点では、日本では成功例は見当たらない状況と言ってもよいかと思われます。 全くの更地に最初から町づくりを始める設定とは異なりまして、既存の町をコンパクトシティ化していくためには、住民の理解と協力が不可欠です。やはり生まれ育った場所や何十年も生活した愛着ある場所から移動していただくことは、地方になればなるほど非常にハードルが高いと言わざるを得ません。助成制度でインセンティブを与えるだけでは、移住に賛同しない人も多いとも考えられます。しかしながら、現実的には待ったなしに地域の人口減少、生産年齢人口の減少、地域コミュニティの崩壊、高齢者のひとり暮らしの増加など問題が山積みしており、行政は税減収、地方交付税の減少、予算の非効率的投入等の問題等、現実的には直面しております。したがいまして、コンパクトシティ化は現状として積極的に推進できるものではありませんが、コンパクトシティ化の方向に徐々に誘導していく施策、例えば、高齢者シェアハウスの整備、町中心部及び近郊の空き家対策など、施策とあわせながら貴重な予算を効果的、効率的に活用していくべきと考えてはおります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田広明君。
    ◆3番(吉田広明君) なかなかまだまだ企画力不足に感じます。11省庁、国のほうでも対応していると思います。町内に、平たん部に条件つきの住宅を安価で提供するとか、誘導策も含めて20年、30年先のビジョンを描いてほしいと思います。 最後に、ほとんどの行政施設は花の建設、少ない涙の保全と言われています。過去の成功体験は余り意味がなく、小さな町づくり構想は私は必要だと思っております。これは、決して衰退や負けを意味するものでなく、戦略を選べば豊かにもなり、そして、持続可能な塙町につながりますので、ぜひ事務事業調整会議で議論していただきたいと思います。 あわせて、早期に近隣市町村との遜色のない行政サービスの平準化を目指していただくよう申し上げ、これで一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、3番、吉田広明君の一般質問を終わります。 休憩します。     休憩 午後零時16分     再開 午後1時20分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △七宮広樹君 ○議長(大縄武夫君) 次に、1番、七宮広樹君、登壇願います。 なお、七宮広樹君には、一般質問に使用するため携帯電話の持ち込みを許可しておりますので、ご了解願います。 持ち時間は2時20分までです。 七宮広樹君。     〔1番 七宮広樹君登壇〕 ◆1番(七宮広樹君) 1番議員、七宮広樹です。 このたびも不肖ながら町民の代表の議員の一人として、町民の思いと塙町の発展のために通告いたしました塙町産業祭について、入札制度の改革について、はなわこども園(仮称)建設工事の入札について、子育て若者定住促進住宅団地について、2020年度から始まる小学校の必修「プログラミング授業」について、高齢者の振り込め詐欺対策について質問いたします。 初めに、塙町産業祭についてであります。 私も毎年、産業祭には何かしらかかわりを持って参加させていただいています。塙町の大きなイベントの一つとして、ことしで29回目を迎える年となりました。29年度の決算では、塙町産業祭事業の補助金として350万円が支出されています。昨年は天候に恵まれない中、1万2,000人の方々が参加されたと聞いています。宮田町長には、長年行われてきた産業祭のあり方について、また人手や町の補助金についてどのように捉えているのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、七宮議員のご質問にお答えを申し上げます。 ご承知のように塙町産業祭、農業、商業、工業が一体となりまして、塙町を活性化させる目的で、これら関係団体と町が塙町産業祭実行委員会を設けて運営、開催しております。実行委員会運営につきましては、事務局、これは町担当課で行っております。事前の準備から当日に至るまで町、商工会、JAの担当が会場設営等を行っております。産業祭当日、運営スタッフが多く必要なため、町職員の大半が運営に携わっていただいております。財源についても町補助金、町内企業からの協賛金等により事業費550万、うち補助金350万円と限られた予算内での実施となっております。新しいイベント等の実施については、大変厳しい現状となっております。毎年、人手不足、それから財源不足であるという現況は認識しております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 時代ともに産業祭の成果や効果も変化していきます。当然、かかわる関係者側の意識も、訪れる方々の意識も変化していきます。宮田町長は、近年の産業祭を見て、時代にマッチした成果や効果が得られていると感じているのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話ししましたように、農商工が一体となりまして活性化目的で実施されてから、本年度29回目を迎えます。町もこの29年の間にさまざまな面で変化してきております。これまで実施してきた目的として、農商工が一体となってこの産業祭を築き上げてきたことは、大変困難もありましたでしょうし、当初の目的も達成できたのではないかと考えております。今の時代にマッチした成果や効果となりますと、全体としての、町の皆様がテナントでの販売、催し物等によるある一定の効果があるとは感じますが、時代にマッチしたとなると、必ずしも合っているとは言えないという思いが正直なところであります。 以上であります。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 町長がおっしゃられた、時代に合ってはいないのではないかと、率直な意見だと思います。 塙町産業祭の実行委員会のメンバーを見ますと、33名のそうそうたる方々の顔ぶれでありますが、充て職の組織のため、若い方々の意見や思いが反映される余地がありません。特に近年の産業祭はマンネリ化が進み、魅力が感じられないという意見も多く聞きます。宮田町長の意見を伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 マンネリ化というお話でありますが、産業祭の目的であります産業の振興及び町民生活の向上を優先に考えますと、確かに一過性なイベントになっておるということも事実であります。出店、それから出演者からは多くの方からアンケートを実施しておりますが、マンネリ化については意見がほとんどありませんが、お客様からの目線ですと、毎年同じことを実施して変化がないと思われる方も多いとお聞きしております。そして、私、実行委員会の挨拶のときに申し上げるのではありますが、ぜひ今年1つだけでもいいから新しいことを売り込んでほしいと、このような話もしておるところでありますが、なかなかそれが花開かない、芽が出ないという部分もありまして、大変苦慮しておる部分でもあります。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 私は、第30回に向けて、若い方々の意見を取り入れ、伝統を守りながら改革意識を持って、新しい発想と新たな方向性を打ち出すべきだと考えます。そういう時期に来ていると思いますが、宮田町長のお考えを伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 来年、第30回ということで、記念すべき30回目の産業祭となります。当然、一つの区切りでもありますので、産業祭、記念となりますような新企画等を盛り込んだ盛大な産業祭にしていけたらと思っております。今後につきましては、議員各位のアドバイスにもありますし、若い方々の意見について、また商工会やJA等の若い世代の意見、これを取り入れる形で、部会を設置していく方向で産業祭実行委員会の中でご提案させていただきます。また、新たな方向性についても、産業祭の継続、あるいは産業祭にかわる新たなイベントの開催なども含め、前向きな検討が必要な時期に入ったのだろうかと、このようにも思っておるところであります。ただ、30回記念式典ということで、少し力を入れたいということで、予算の積み増し、これも議員各位にはお願いするようになるかと、このようにも思っております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 30回に向けての補助金の増しというようなお話もありましたけれども、慎重に対応していただきたいと思います。 宮田町長は、戦没者の慰霊祭や敬老会など改革を進めてきています。新たな取り組みには、熱い思いがなければ達成はできません。私は、熱い思いと信念を貫く町長だと信じています。ぜひ第30回に向けて、塙町の新時代の息吹を吹き込む祭典開催に向けて、新たな実行委員会なるものを立ち上げていただきたいと思いますが、宮田町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほども申し上げましたが、新しい企画のために若い方々の知恵、英知を集結して、本当に立派な30回目の区切りの産業祭であったと言われるような産業祭にできればと思っております。委員会とその検討する組織は至急立ち上げていきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 宮田町長には、ぜひ実行していただきたいと思います。 次の質問に入ります。 入札制度の改革についてであります。 台宿北原の定住促進住宅の入札時に不手際により塙町の名を汚し、町民にご心配とご迷惑をおかけしたことは、決して忘れてはいけない大きな出来事でした。業者は3カ月の指名停止措置を受け、町長自身もみずからペナルティーを科し猛省されましたが、私はまだこの件は終わっていないと考えています。なぜなら、入札制度の見直しや改革が示されていないからです。検証と進捗状況について伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私の考えにありますのは、以前からお伝えをいたしておりますが、大きな事業所ではなくとも、技術力を持つ町内業者にもっと工事に参加する機会を与えることで、その技術の伝承と発展を図りたいとの思いであります。入札制度の点検、見直しにつきましては、副町長を委員長とする建設工事指名業者資格選考委員会において、また各課から選出された実務者で構成する作業チームを設け、入札制度の点検、見直しを進め、昨年度末に中間報告書が提出されました。具体的な改革の内容につきましては、総務課長に説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤要一君) では、ご質問にお答えいたします。 見直しにつきましては、まず、閲覧の際に備えつけておりました閲覧簿を廃止いたしました。指名競争入札実施要綱に定める指名業者資格要件に経営事項審査を実施したものを追加する要項の改正、従来ありました名簿登録資格を審議する指名業者資格選考委員会と指名しようとする業者を選定する指名運営委員会の構成員が同じ各課の課長でありましたので、これを統合いたしました。同委員会で選考決定した業者を変更しようとする場合には、再度、指名委員会の審議に付するということにいたしました。また、一定規模以上の工事へ最低制限価格を設定するなど改革をしてきております。今後、引き続き検討を要するものといたしましては、発注の標準となる工事の設計金額格付表の見直しなど、現在の有資格者名簿の有効期限満了後の平成31年度からの実施に向け、検討を進めております。公共工事においては、技術力があって工事自体はできても、工事の規模により関係法令で種々の要件を満たす必要がありますので、それらを精査した上で要綱を改正してまいります。今後も随時、入札制度の点検、見直しを行うことで継続的に改善を図ってまいります。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 実務者協議から出された意見が塙町の建設工事指名業者資格選考委員会にどのように反映され、見直しや改革が行われてきたのか、またスピード感がない感じがしますが、その要因についても伺います。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤要一君) ご質問にお答えさせていただきます。 指名業者資格選考委員会において、実務者協議での意見も取り入れまして、先ほど言いましたように、閲覧の際の閲覧簿の廃止、要件、経営事項審査を受審したものを追加する要項の改正等を行ってきております。一番の大きいところといいますか、変わっているところといいますと、当委員会で選考決定した業者を変更しようとする場合は、再度審議に付すというところであろうかと思います。現在の入札参加資格者名簿の有効期限が30年度までありますので、新たな名簿登録条件での受け付けはしておりませんので、そのため対応がおくれているとの印象があるかもしれませんが、すぐにできる見直しについては、先ほど言いましたように実施してきております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 大変よくわかりました。 見直しや改革によって公平性と透明性、どのようにずばり変わっていったのかというところも教えていただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤要一君) では、工事等指名委員会で選考決定した業者を変更する場合に、再度審議に付するということで、業者選定を厳格化し、また閲覧者が閲覧の際に、どの業者が閲覧したのか知り得ないように閲覧簿を廃止しております。また、指名競争入札と条件つき一般競争入札の方法で価格競争を行っておりますので、公平性と透明性を確保できているものと考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) このように新たに見直しや改革が取り入れられた入札制度が示される時期、先ほど業者が30年度までの任期ということで、それ以降というお話でしたけれども、具体的にはいつごろということが示していただければ、教えていただきます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤要一君) 平成31年、32年度分の工事等入札参加資格者名簿の作成の時期につきましては、受け付け期間が31年2月1日からであります。それまでに一定の改革をまとめ、受け付けに入る予定でありますので、1月当初には、そういった形を整えればというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) ぜひ1月までには整えていただきたいと思います。 この教訓を忘れることなく、日々の業務に緊張感を持って遂行し、信頼回復に努めていただきたいと願います。 次の質問に入ります。 はなわこども園(仮称)建設工事の入札についてであります。 平成最後の大プロジェクト、はなわこども園は、町民の注目の的であります。また、入園を待つ保護者にとっても、一日も早い完成を待ち望んでいます。現場を見る限り、造成も終わり、建設工事の入札を待つばかりの状況でありますが、改めて工事の進捗状況と軽微な見直しや変更があれば、お伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 はなわこども園(仮称)につきましては、現在、敷地造成工事が完了いたしまして、平成30年8月23日が新築工事の建築確認の申請を、建築確認審査機構である日本建築検査協会株式会社に依頼している状況でございます。確認申請の許可がおりましたならば、入札の手続を進め、発注方法について議会に説明をし、10月中には入札を執行できればと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) この工事の軽微な見直し、変更の部分もお答え願います。あればです。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細につきましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、お答えさせていただきます。 設計上の主な変更点等でございますが、屋根の材質の変更等が挙げられます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 屋根の変更というところで、具体的な理由があれば、お答え願います。 ○議長(大縄武夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) 材質の変更でございますが、今、積算を進めているところでございますが、やはり予定していた金額が結構高くなってきておりますので、当初、ステンレス鋼板で施工するところを今回はガルバニウム鋼板、通常の公共工事でも使われているガルバニウム鋼板を使うということで金額を下げている状況でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) よくわかりました。 この事業の新たな補助金の獲得の見通しなどがあれば、伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数字的なものもありますので、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、ただいまの質問にお答えいたします。 新たな補助財源ということですが、前回もお答えしたとおり、学校施設環境改善交付金次世代育成支援対策施設整備補助金、福島県森林環境交付金、過疎債及び施設整備事業債を予定しております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) できる限りさまざまな補助金の獲得に努めていただければと思います。 この事業の入札は、私は一般競争入札で行われると思いますが、建て主の塙町として入札時の条件に地元の事業者を下職として使うことを確約することができないのか、また、何かしらの手だてや策がないのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今の入札方法ですが、これは塙町にとって最高の条件と申しますか、有利な方法、この検討を進めておるところであります。午前中もお答えをいたしました。そして、ぜひこのやり方、先ほど話のありました地元の職人さんというか業者さん、この参加、何らかの形で考えてみたい、考えていかなければならないと思っております。それも含めまして入札時の説明ですか、このときに一定の説明ができればと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) この建設工事に地元の建築建設業者、事業者がかかわることによって、地域の活性化と商店街も潤い、大きな経済効果が見込まれます。宮田町長には、入札後もスピード感を持って地域活性化のために全力で対応していただきたいと切に思っておりますが、町長のお考え、もう一度この地域活性化というところでお答えしていただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えをさせていただきます。 私の考え方、何度かお話をした覚えもございますが、できるだけ町の中にある金を外に出さないような手段、結局、内へ内へお金を流し込むことで、この町の活性化を進めていきたい、守っていきたいという強い思いがありますので、できる限り地元の関係業者の方々がこの建築に参加できる、そして我々の手でつくり上げたというような誇り高い建物であってほしいなというような思いもありますので、真剣にその辺は対応を考えていきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 町長にはぜひその方向で進めていただきたいと思います。 次の質問に入ります。 子育て若者定住促進住宅団地についてであります。 周辺道路を通るたびに着々と進められている状況を見ることができますが、現場内の進捗状況と完成時期について伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 子育て若者定住促進住宅団地造成工事につきましては、去る5月30日、議会の議決をいただきまして、平成31年3月25日を完成期限として実施しているところであります。現在の進捗率は、8月末において計画面積23%に対して実績20%でありますので、ほぼ計画どおりに進んでいると考えております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 今年度に販売を開始すると聞いておりますが、販売の方法、販売価格、購入条件等について協議が進められているのか、また、いつごろまでに示すことができるのか伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず最初に、購入条件についてお答えしたいと思います。これは先ほどもお話をしたかに思うのですが、基本的には一定期間内に住宅建築をする見込みのある方が分譲対象になるかと思います。まずは住んでいただくことが重要であります。とりあえず土地を買っておくというような方は、ご遠慮いただくようにしたいと考えております。したがって、共同住宅や建て売りを目的としたものではなく、一戸建て住宅でみずから居住するという方を対象にする予定であります。分譲対象者につきましては、この分譲地が子育て若者定住促進住宅団地というように、若者や子供のいる方だけのものなのかということですが、年齢等での制限は設けずに、町内外を問わないとしてはどうかと考えているところでもあります。住宅団地造成そのものの目的は、定住の促進であります。そのうち子育て世帯や若者に絞って対策をとりましょうというのがこの分譲地ですので、対象者は広く設定しますが、子育て世帯や若者への優遇制度を設けていきたいと考えておるところであります。先ほどもお話をいたしましたが、販売価格ですが、やはり若い方でも求めやすい優遇措置を検討していきたいと、このように思っておりますし、対象者を特に絞らないので建設事業費を反映させるとともに、周辺の状況を勘案して決定したいと考えております。 そして、示す時期として、細かい内容でありますが、今、検討を進めております。完成次第、お話をぜひしていきたいなと思っております。それもできるだけ早い時期にということで、担当課には急がせておりますので、その辺はご承知をいただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) なるべく早目にお示ししていただければと思います。 さらに、細かく伺います。子育て若者定住促進団地の名称については、どのように考えているのか。また、行政区は塙6区に入るのか、新設区を設けるのか、他町村の分譲販売のように、若者を呼び込む呼び水として特例や減免などを設ける考えがあるのか。先ほど7番議員の答弁を聞いておりますが、方向性を示していただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、ネーミングでありますが、これやはりその地名を利用するばかりではなく、認知度の高いような名前、そして新しい塙を連想させるような名前等が発想されてもいいのかなとも思っております。ただ、公募等の考えは持ってはいないんですが、何かいいネーミングがないかなということで担当課でも話は……失礼しました。担当課のほうでは公募も考えておるそうであります。そこまで一歩先に行っておりましたので。 それと、もう一つは6区ですね。これは地区の位置関係からいって、これ6区に入っていただくのが一番ベストだろうということで考えております。ただ、その団地だけで一つの班、もしくは常会の設定になっていくのかなというふうにも思っております。 それと、いろんな形での若者を定住のための施策ということで、この辺につきましては、先ほどもちょっとお話はしたんですが、担当課のほうで資料を用意してあると、このように思いますので、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 子育て施策ということで、担当のほうからということでございましたので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 先ほど、前の、午前中の一般質問の中でもございましたが、若者子育てへの優遇ということで検討しているということでございまして、その優遇の内容につきましては、今まさに検討中でございますが、まず土地でございます。土地に対しての優遇制度、あとは、いずれここには、先ほども町長が答弁いたしましたように、住んでいただくということになりますので、住宅を建築するに当たっての優遇制度、その2面から考えてまいりたいというふうに考えております。 一応イメージ、我々として内部検討での目標といたしましては、この住宅団地に対しましては早期販売、早期住宅建築ができるような、それに資するような優遇制度、あとは、対象者は絞らないということで対象者は広くするんですが、その中にあっても、子育て若者へはそれなりの優遇を盛り込む。あとは、地場産業への側面的支援というような、そういった3本の目標を立てて、今検討をしているという状況でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 子育て若者定住促進住宅団地の名称、応募するということで、非常に私としてはありがたい。若い方が長く住んで、誇りに持てるような、おしゃれで若い者が受けやすいような名前が選ばれればと思います。 また、行政区の件なんですけれども、塙には全部で46の行政区がございます。今回の団地は22ということなので、竹之内区、折篭区が大体22ということになります。それより少ないところということになりますと、堀越、小高、東河内二、田野作、大畑、前田、森之根というところが22より少ない区になります。そこら辺も含めて区の編成も考えていただければと思います。 昨年12月の定例議会の一般質問で、私は地域活性化のために、分譲販売の条件に、建物は地元の建築建設業者に、材料は地元木材の使用を加えるべきと質問いたしました。宮田町長は、大いに検討し対応を考えていきたいと答弁されましたが、地域活性化に対する町長の姿勢と町長のリーダーシップが問われる極めて重要な答弁をいただきたいと思いますが、お考えをさらにお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどの担当課の課長の話の中にもありましたが、地元の大工さん、建築会社、これを利用することで一定の補助金を出そうということで話を進めております。それと、地元の材料ですか、これはなかなか福島県材となると、また別な枠になってくるという話もありますので、地元材を使ってもらうことでの補助、これなんかも検討課題にぜひ入れていきたいと思っております。当然、地場産業、そして地元の業者さんの振興ということを考えれば、これは欠くことのできない一定の条件であるなと、このように認識しておりますので、強く推し進めたいと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) ぜひよろしくお願いいたします。 この事業も、はなわこども園同様に平成最後の大プロジェクトとして町民から熱い視線を浴びています。町長の答弁の、先ほど議員の質問の町長の答弁の中に、医療、福祉のエリアに当たり、はなわこども園の完成により、子育てにとって利便性がよく使い勝手のよい場所というようなお話をいただきました。私もそう思います。一般の町民からも高い評価をいただいているというふうに認識しております。私、一議員の者にも問い合わせが来るほどでございます。一般向けの案内、販売の案内の時期について、いつごろを目標としているのか、さらにお尋ねいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その子細については、担当課の長、持っておると思いますので、説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 販売開始時期というおただしでございますが、先ほど町長が答弁いたしましたように、本工事につきましては、完成期限が来年の3月末、3月25日となっておりますので、いずれ工事終了でないと、完全な販売というわけにはいかないのかなというふうに考えておるところでございます。ただ、一方で、消費税が来年10月に引き上げられる予定となっておりますので、住宅取得を早目に進めるために情報が欲しいという、そういった方は大勢いらっしゃると思います。ですので、面積が確定次第、正式な契約となるんですが、工事が終わる前におおよその区画、区画数は22区画ですが、おおよその面積、あるいは単価、そういったものをできるだけ早く決定をいたしまして、仮申し込み的な形でできないかということで今、検討を進めているところでございます。ただ、正式には、いずれ工事が終わりますのが3月末ですので、4月以降ということになろうかとは思います。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) しあわせ実感のまちを実現させるために、この22区画の早期販売を目指し、現地の説明会の開催など、全力対応で臨んでいただきたいと思います。 次の質問に入ります。 2020年度から始まる小学校の必修「プログラミング授業」についてであります。 先日、東京出張の際、山手線に乗りました。車内には、至るところに民間学習塾のプログラミングスクールの開催の広告が張られていました。2020年度から小学校の必修としてプログラミング授業が始まることは承知していましたが、既に都会では始まっていることに驚きました。塙に戻り調査しましたところ、郡山市や福島市でも、東京同様に民間学習塾のプログラミングスクールが開催されていました。日本国内のプログラマー不足が深刻で、国や企業側でも問題視され、将来の国際競争力の低下に懸念をしていると聞いています。既に都心では、企業の後押しで民間学習塾のプログラミングスクールに大勢の子供たちが通い、探求心を磨き、楽しく学んでいます。塙町では、2020年度から始まるプログラミング授業について、どのような準備を進めていくのか、秦教育長に伺います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをさせていただきます。 2020年度からの実施に向けまして、既に公示されております新学習指導要領、それから小学校プログラミング教育の手引などを研究活用しまして、研修や教材研究等の準備を進めるとともに、教育課程編成に当たっては、学習活動及び内容等を明確にして位置づけるようにいたしたいと思っております。教職員の、まず指導力を向上させなければいけませんので、そのことを目的に塙工業高等学校の先生方あるいは生徒等と連携しまして、町内小・中学校の教職員対象のプログラミング教育の研修会を今年度、来月10月に開催をする予定でございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) このプログラミング授業、国のほうも、先ほど昼休みを利用しまして確認をしました。法整備をしている最中というんですか、進めているというところらしいですけれども、補助金というようなものもこれからふんだんに活用して、国のほうも力を入れて進めていくようなお話をいただきました。 さて、塙町には、専門知識を持つ塙工業高等学校があり、既に中・高一貫教育に取り組んでいます。これから始まる小学校のプログラミング授業を通して、小・中・高の一貫教育にシフトし、塙町から優秀なプログラマーを排出させる人材育成のまちづくりが可能になるチャンスだと考えます。秦教育長のご意見を伺います。
    ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 今日、コンピューターは人々の生活のさまざまな場面で活用されております。あらゆる活動において、コンピューターなどの情報機器やサービスと、それによってもたらされる情報を適切に選択、活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来しつつあります。コンピューターを理解し、上手に活用していく力を身につけることは、あらゆる活動においてコンピューター等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業につくとしても極めて重要なことになっています。こうしたことから、文部科学省は小学校学習指導要領を公示し、情報活用能力を言語能力などと同様に学習の基盤となる資質能力と位置づけ、各教科等との特質を生かし、教科と横断的な視点から教育課程の編成を図り、育成すると規定いたしました。その上で、情報活用能力の育成を図るための学習活動の充実を図るとして、特に小学校においては、児童がプログラミングを体験しながら、コンピューターに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考能力を身につけるための学習活動を各教科等の特質に応じて計画的に実施することと規定しています。2020年度以降、プログラミング教育を円滑に推進していけるように、塙工業高等学校の先生方あるいは生徒の皆さん、それから大学、企業等との連携に取り組んでいけるように考えていきたいと思います。 また、先ほどもお話をさせていただきましたが、町内小・中学校のICT環境の整備をしっかり進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 私は一般質問の事前調査で、先日、塙工業高等学校の佐藤浩正校長先生からお話を伺ってまいりました。プログラミングの高度な知識をお持ちの先生方のお話や講師派遣要請のような形で夏休み、冬休みに子供たちを集め、プログラミング教室の支援ができればとお話しされておりました。塙町の小学生がプログラミング教室を通して塙工業高等学校や先生方に対して親しみを持ち、探求心を磨き、楽しく学べる地域教育の連携の確立についてどのように進め、取り組んでいけるのか秦教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 塙工業高等学校との連携ということでございますが、非常に重要なことでありまして、今は中学校のほうで連携ということでプログラミング教育、別としてもいろいろな面で連携を図っております。小・中学校の子供たちにもそういった連携の形で指導をしていただくチャンスがあれば、ぜひやっていきたいと思いますし、これからそのような連携を図っていけるように努力してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 教育長にはぜひよろしくお願いをいたします。 民間学習塾のプログラミングスクールに通う保護者の話として、プログラミングで物事を順序よく考えることができるようになっているとお聞きしました。これは、プログラムを順序立てて組み立てていかないと、ロボットが動かない。また、動いても自分のプログラムに反する動きをしてしまうので、プログラム全体を捉えながら順序立てて物事を見る思考力が鍛えられ、その影響を受けて学力全体が向上するということです。ぜひ塙町のプログラミング授業が全国から脚光を浴びる取り組み、進め方をしていただければと思います。 最後の質問に入ります。 高齢者の振り込め詐欺対策についてであります。 依然、振り込め詐欺の件数は減ってはいません。平成29年の福島県内の発生は78件、1億1,000万、28年比18件ふえています。塙町は棚倉警察署と連携をとりながら対策に努めていますが、塙町のことしの被害状況について伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) 塙町の振り込め詐欺等の被害について今年度の状況ということですが、一応、棚倉警察署のほうと確認をとりまして、平成30年においては、棚倉警察署管内で4件の被害が発生しております。そのうち2件が塙町の町民の方が被害を受けているということで、2件で合わせて被害額は390万円となっているという現状でございます。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) 私も棚倉警察署、確認しましたら、課長の言われるとおりでございました。 棚倉警察署では、高齢者の振り込め詐欺対策として既存の電話機に取りつけることができる自動通話録音機を管内54台中、塙町には13台を無料で貸し出しています。自動通話録音機をここで皆様にご説明するのに、先ほど議長には携帯電話の持ち込み使用許可をいただきました。内容といたしましては、電話をかけますと、受けるほうは、     〔着信音、「この電話は、振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため会話内容が自動録音されます。これから呼び出しますので、このままお待ちください」と音声〕 ◆1番(七宮広樹君) このように高齢者に振り込め詐欺の抑止力としては非常に効果があります。塙町ではIP端末を使い、啓蒙活動や各団体に協力をいただき声かけを行っておりますが、さらに高齢者の振り込め詐欺対策として、この自動通話録音機の支給や個人が購入したときに助成金などの対応に取り組むべきと考えますが、宮田町長のお考えを伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、実際にその声まで聞かせていただきまして、大変抑止力は高いものと認識をいたしました。担当課とも話し合いをしながら、できれば、導入できればいいなとは思いますが、そこの方法等々、これから検討をぜひ進めてみたいなと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 七宮広樹君。 ◆1番(七宮広樹君) ぜひ塙町からこのような被害がないように、しっかり取り組んでいただければと思います。実際、詐欺の手口も巧妙化し、あらゆる手口で仕掛けてくるそうです。高齢者に限らず、今回、塙町も2件、若い方が詐欺に遭っております。この議場内におられる方も、自分は大丈夫と思っていると思いますが、気をつけていただきたいと思います。 これをもちまして、塙町の発展と町民の幸せを願い、1番議員、七宮広樹の一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで1番、七宮広樹君の一般質問を終わります。 休憩します。     休憩 午後2時15分     再開 午後2時25分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △下重義人君 ○議長(大縄武夫君) 次に、2番、下重義人君、登壇願います。 持ち時間は3時25分までです。 下重義人君。     〔2番 下重義人君登壇〕 ◆2番(下重義人君) 2番議員、下重義人です。 今月の9月1日は防災の日で、全国各地で今後の防災に備えて防災訓練が行われました。また、防災の日は、1923年、大正12年9月1日に発生した関東大震災を教訓に制定されたものです。東日本大震災を経験した私たちも、過去を教訓として今後の地震防災に生かさなければならないと思います。ことしは春にかけて幾度も流れ込んだ強い寒気による豪雪、4月の島根県西部地震、6月の大阪府北部地震、7月の西日本豪雨、今月に発生した台風21号の暴風雨、また北海道の地震など、日本列島は息つく暇もなく災害に見舞われているのが現状でございます。 自然の猛威は人間の生活を完全に孤立化させます。そこで、塙町は地震の災害に見舞われた際に、どのような対策を講じていくのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、下重議員のご質問にお答えを申し上げます。 地震災害に対する対策ということでありますので、お答えを申し上げます。 町では、塙町地域防災計画を作成しております。その中で、一般災害対策と地震災害対策、事故対策と大きく3つに分けて、それぞれの対策等について計画を作成しております。地震災害対策としては、災害予防、災害対応対策、そして災害復旧計画について計画を作成しております。もとい災害応急対策です。災害予防計画、それから災害応急対策、そして災害復旧計画について、計画は策定されております。 以上であります。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そこで、防災に関する避難訓練を行っているのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町独自の避難訓練等は行っていません。しかし、白河広域圏の各市町村持ち回りでの総合防災訓練は実施されております。今年度は、棚倉町において、今月9月17日に行われます。また、同日に塙町の消防団幹部による災害対応に関する机上訓練、これを予定をしております。蛇足ではあるんですが、塙町の開催は、平成34年がこの総合防災訓練の該当町村となっておりますので、あらかじめお話をしておきます。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 阪神大震災や東日本大震災を受け、学校に関する校舎や建物は優先的に耐震化が進みましたが、通学路に面しているブロック塀や倒壊のおそれのある塀の調査を行ったのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 教育委員会では、通学路にあるブロック塀について調査をしております。それ以外のブロック塀については、現在、県とまち整備課が協力して調査を行う予定になっております。それぞれの通学路は、学校関係、学校の周りといいますか、敷地内のブロック塀についても既に調査済みでございます。安全であるというふうに認識をしております。通学路については、今後また調査をしていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 学校の敷地内は調査をしたが、通学路及び子供たちが登校する間の塀に関しては、調査並びに危険箇所も確認はしていないという答弁なのか、もう一度伺います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 教育委員会では、通学路にあるブロック塀については既に調査をしております。学校の敷地内にあるブロック塀についても調査済みでございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 大阪北部地震で小学生がブロック塀の下敷きになった悲惨な事故の経緯もあります。今、調査をしたということなので、それに関しては大丈夫かなという考えもありますけれども、とにかくこういうような事故が二度とないように努めてもらいたいと思います。 子供たちが通う通学路で、上町地内に一部危険箇所があると思われますが、調査を行っているのか、行ったのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 教育委員会で調査をして把握をしております。地権者とは確認をとっており、今後どのように対応していくか検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 私も一応そこは確認をしてきたんですが、早目の対応をしないと、想定もしないような豪雨、もしくは地震が発生した場合に、もし万が一何かあったときに、想定外とか、後で言いわけは聞きたくありませんので、やはりあれだけ危険な箇所だと私も感じておりますので、早急な調査並びに対応を願いたいと思います。ただ、そこ個人宅だと思いますので、個人の同意も必要かなとは思いますので、ただ、その件はご理解してもらえるよう町でも努めてもらいたいと思います。 今の日本は活発な地震活動期に入っていると思われます。全国、世界各国で発生しているマグニチュード6以上の地震の5分の1が、我が日本で発生している状況でございます。また、今後近いうちに起きるであろう南海トラフ等、巨大大地震の心配もあります。 そこで、各家庭に防災時に活用できる防災バッグ、非常用持ち出し用袋というんですか、ちょっと私、産業祭に、とある出店したお店というんですか、企業の方からも非常用持ち出しバッグという、持ち出し袋ですか、それをいただいたことあるんですけれども、これすごくいいなと思ったので、ここのところ災害が非常に多いので、これ町のほうで配布できないか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その件につきましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) 議員さんのご質問の防災バッグの配布ということですが、確かに防災バッグに入れるものを印刷したようなものを配布することによって、ふだんからこういうものを入れておくといいという部分では、大変有効なものであるなというふうには承知しております。生活環境課のほうで地域の婦人の皆さんの防災の集まり等での話の中では、インターネットで取り寄せられるような印刷物で、防災品をバッグに張って入れておくのにというような形で印刷物をお配りしたりもしておりますが、バッグの配布の部分については、予算的なものも絡みますので、今後検討させていただければというふうに思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そうですね、これ全戸配布というような形になると、大変な予算がかかると思いますので、ただ、これ非常用持ち出しバッグなどを常備、備えていれば、中に水、携帯トイレ、あとせめて最低でも3日、長くても1週間ぐらいの食料を、あとはやはり服用されている薬などを絶えず常備しておけば、命を3日ないし1週間とかつなげる、この辺は田舎なものですから、トイレの部分に関しては大丈夫かなとは思うんです。都会、町場はそうもいかない場合もありますので、やはりぜひともこういうのを予算化して願えればと思います。あればすごく役に立つんではないかと思いますので、ぜひともお願いとは言いませんが、よろしく、あるといいなと思います。 全国各地で幾度となく暴風に見舞われていますが、平成27年、関東北部豪雨、ことし7月の西日本を中心にした記録的な豪雨が発生しました。 そこで、町ではこのような豪雨、先ほど地震の話をしたんですが、豪雨被害に見舞われた際にどのような対策を考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 豪雨、この町の場合は洪水につながってくることだろうと思います。洪水ハザードマップ、これは40年に一度の降水確率で久慈川が、堤防が決壊した場合を想定して作成してあります。この場合の浸水エリアについて把握しております。ただ、このシミュレーションは、支流の氾濫、それから内水による浸水等が計算されておりませんので、想定区域以外でも浸水が発生する場合が考えられます。各地域の浸水等は、過去の経験から消防団の各分団が、地域の状況については把握しておりますので、避難等についてはそれらを参考に判断していきたいと考えております。先ほどちょっとお話をいたしました机上訓練ということで、この机上訓練、こういうふうな情報を共有するということで大変重要な会議になってくるだろうというふうに考えております。ぜひ成功裏におさめることができるような机上訓練にしたいなと、このようにも思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 私、これから質問しようと思ったんですが、久慈川沿い、川上川沿いの氾濫した場合の浸水箇所とか、またその氾濫のおそれがある箇所を把握しているのかという、これから質問しようと思ったんですが、今、町長、ある程度……     〔発言する人あり〕 ◆2番(下重義人君) じゃ、把握しているのか、質問します。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その資料、持っておると思いますので、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) 議員さんのご質問の氾濫関係の箇所の把握ということで、平成22年度に全戸に配布しました防災マップですが、これは土石流等の危険箇所と避難所が表示されているマップです。あと、その裏面に塙町洪水ハザードマップということで、色分けで浸水エリアといいますか、想定されるエリアが色分けで表示されております。この色の濃い部分、5メーター未満ということで、この町内ですと、代官町付近の一部の部分ということです。そのほか、薄い水色が2メーター、緑色が1メーター、黄色が50センチ以下ということで、役場周りの部分については50センチ以下の浸水の想定がされているという部分で、基本的には水田が多く浸水ということで、住宅地で浸水被害が可能性として高いのが笹原、川上の堀ノ内の一部、あと大字塙、あと上石井の部分について住宅の浸水の被害が想定されているということになっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そのようなデータがあるのであれば、これは公表すべきではないかと思いますが、伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) それで、先ほども申しましたが、平成22年3月にこれが作成されまして、各戸には、全戸配布にはなっております。ただ、22年3月ですので、それ完成後に各戸に配布ですから、各家庭ではあるとは思うんですが、眠ってしまっている場合もあると思います。そういう意味では、こういうものがありますよという部分で、周知啓蒙しながら、皆さんにもう一度確認をしていただくというような広報は必要かなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そうですね、その新しい調査、これ前回に私……後でそれに関してはもう一度質問します。 現在、県で調査会社に委託をして、急傾斜地崩壊防止施設を調べていますが、これどのような調査なのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 急傾斜地崩落防止施設ということになるかと思うんですが、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律、詳細につきましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) ただいまのご質問であります急傾斜地崩落防止ということなんですが、正式には、急傾斜地崩壊防止施設ということで、現在、福島県が調査を行っております。塙町には、地すべり施設のほかに、急傾斜地崩壊防止施設ということで、急傾斜箇所の主にのり面の土どめ関係を、崩落を防止する施設を整備している箇所が4カ所ございます。その4カ所のほか、地すべり区域もあるということなんですが、それらをあわせまして今現在、県では調査を行っているということでございます。その点が、ただいまご質問あった内容かなというふうに思います。 点検でございますが、基本的に日常点検、通常の点検は毎年行っております。これは県の職員と我々町職員が合同で異常がないかという調査を毎年実施しておりますが、そのほかに何年かに一遍、今度は専門的調査ということで、委託業者に多分、委託をしておりまして、そこで例えば、コンクリートの劣化がないかと、排水設備がうまく機能しているかと、そういった調査を行っているということでございまして、この調査に基づきまして、その施設の健全度を図りまして、必要に応じて対策をとるということになろうかというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 確認のために、その急傾斜地崩落防止施設設置に至るまでの経緯をもう一度伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 施設が設置されるに至る経過ということでございますが、まず最初に、急傾斜地崩壊防止危険区域という指定を受けることになります。先ほどの復唱にもなってしまいますが、まず急傾斜地崩壊防止施設、先ほど言いました、のり面を抑える、排水設備を整える、それといいますのは、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律という法律がございまして、それに基づき指定されました急傾斜地崩壊危険区域内にある擁壁、排水施設、その他急傾斜地の崩壊を防止するための施設、それを今点検している施設といいます。 急傾斜地崩壊危険区域といいますのは、一般的に申しますと、崖崩れによりまして相当数の住居等に危害が生ずるおそれがあると、またそれにあわせましてその周辺部で切り土、盛り土など、一定の行為を制限する必要があると、この地域は急傾斜地で危ない、それとあわせてその前後で崩壊を誘発する可能性があるので、切り土、盛り土なんかは制限する、そういった区域一帯のものを危険区域として、ここですと都道府県知事が指定するものでございます。 基本的には、法律では、土地の所有者が全てその急傾斜地は管理しなければならない、崩壊しないように手当てをしなければならないというのが法律の趣旨であります。ただ、その中でも規模が大きい、あるいは公共施設等々を守るものということで、所有者が行うにはちょっと不適当であるという場所につきましては、福島県内でしたら福島県が実施するということになっておるということでございます。 その崩壊危険区域の指定の基準でございますが、まず急傾斜地の高さが5メートル以上ある。あわせまして、その急傾斜地が崩れることによって危害が及ぶ人家が5戸以上ある。もしくは、人家は5戸未満であっても、例えば役場がある、学校がある、病院がある、そういった場所は急傾斜地の指定区域として指定されることになります。指定の方法といたしまして、まずはここでしたら具体的に申しますと、町が申請をしていくということになろうかというふうに考えます。 ただ、一方で、先ほど申しましたように、切り土や盛り土、あるいは工作物をつくるのが制限される地域になりますので、例えばもともと人家がある、もしくはそこに家を建てたい、あるいは切り土、盛り土をしたい、そういった方々がいれば、その土地の方々が多分反対をするというケースもまれにあろうかと思いますので、そういった地域の方々との同意を得て、そして町が県に対して申請をするということになろうかと思います。 そうして申請が通りまして危険区域に指定されましたら、その施設をつくることになりますが、ただ、施設をつくるには莫大な費用がかかります。今、県の事業の施設をつくるための基準といたしましては、事業費で7,000万以上の工事であるということと、あと先ほど指定には崖地5メートルと申しましたが、県の崩壊その施設をつくる工事の場合は、10メートル以上の崖地であるということと、あと人家は10戸以上という制約がございます。ですから、危険区域は指定されたとしても、その施設を県が実施するかどうかというのは、ちょっと規模が大きいところではないとできないというのが今のところ制度となっているということでございます。先ほど、塙町では急傾斜地では4カ所の調査をしていると申し上げましたが、指定は5カ所ございます。5カ所のうち1カ所は、施設はございません。今後、予算の関係等々、その事業の採択基準等々によってつくらなければならなくなる可能性はあるかもしれませんが、今のところは全5カ所指定されているうちの4カ所に施設があるということでございますので、指定イコール施設ができるということには、直接は結びつかないと。ただ、条件として、まず危険区域に指定をして、それから施設を設けるということになろうかと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 丁寧にご説明ありがとうございます。 この高さ5メートル以上、その下にある5カ所、5軒ということですか。これ、じゃ幾ら危険でも4メートルでは危険に指定されないということなのかなと私は理解したんですけれども、わかりました。 次にまいります。 災害時に緊急に土砂災害状況を把握するため、ドローンなどを活用できないか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 実際に、災害が広範囲に発生した場合などは、ドローンによる調査は大変有効であろうと、このように思っております。現時点では、上空からの確認が必要な災害等が発生した場合には、ドローンを取り扱っておる関係業者へ依頼するような形になろうかと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 現在、ドローンは写真撮影、動画初め、薬剤散布、多種多様に活用されています。そこで、土砂災害危険箇所の調査を初め、倒壊のおそれのある建物調査にも活用できるかなと思いますので、もう一度、もし活用できる考えがあるか、ないか、検討するか、検討はいいとしても、あるかないかで結構ですので、答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その有効性が十分に実証される状況下であれば、大いに利用して、その利活用はぜひ検討されるべきと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 先ほどのマップの話に入りたいと思います。前回、答弁の中で、福島県が避難箇所の土石流調査を行った内容によっては避難箇所の変更もあり得ると答弁しましたが、まず変更があったのか。また、新たに防災マップをつくり直すのか。先ほどの浸水マップみたいなの、あれからまた、前回は22年ですから、8年ぐらい前に作成したものよりは大分変更されているんじゃないかなと思いますので、マップをつくり直すのかお伺いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 振興計画では作成を予定しておりますが、現在、県が塙町の土砂災害危険箇所の調査を行っております。その調査結果が公表されましたら作成をしたいと、このように考えております。現時点では、平成32年度に予定をいたしております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 新たに防災マップが作成されたときに、防災意識を改めるためにも、各行政区ごとに危険箇所の確認の意味で、地区独自の防災マップをつくり上げてみたらどうかということで質問したいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 やはり現在の状況下の中では、この災害時に最大限その力を発揮するのは消防団であると、このような認識を持っております。先ほど申し上げましたように、机上訓練等によって、できるだけ現場に即した方法での災害対策といいますか、避難も含めての対策は消防団を中心につくり上げるのがベストかなということで私は考えてはおりますが、今、議員さんがご提案のように、各区でそういうふうなマップを作成することができるとすれば、なおさら大変結構な災害計画、防災計画になるだろうと、このように思っております。ぜひそれも視野に入れた上でのマップの活用というのは、担当課を含め、消防団を含め、関係者の中で話し合いが持てればと、持ちたいとこのように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そうですね、消防団の方は各行政、地元に消防団の方がいますので、あらゆる危険箇所、町で把握しているよりは、消防団の方は地元の消防団でありますので、危険箇所はかなり把握していると思いますので、ただ、やはり地元しかわからない危険箇所もあり得ますので、この地元、各地区独自の防災マップをつくり上げてもらえるようお願いしたいと思います。 少し前までは天災は忘れたころにやってくると言われましたが、近年では天災は忘れる前にやってくるという状況になっております。これからの災害時の対応は、行政区の支援に頼るばかりじゃなくて、みずから身を守る自助、そして住民同士が助け合う共助の心が必要だと思います。これに関しての質問は、ちょっと質問も答弁もしづらいと思いますので、次にまいりたいと思います。 健康診断には職場で義務づけられている定期健診と一般的な総合健診と2通りありますが、中には誕生月とか結婚記念日に夫婦で人間ドックを受ける方も少なくありません。そこで、今月は総合健診の月なので、まずは昨年度の受診率を伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 総合健診の受診率でありますが、特定健康診査は50.7%、胸部レントゲン検診は46.3%、胃がん検診は22.1%、大腸がん検診は31.9%、子宮がん検診は35.5%、乳がん検診は31.2%となっております。受診率、これは大体、毎年同じような推移を見ております。町民一人一人がみずから実践する健康づくり、これを基本にいたしまして、生活習慣病の予防と早期発見、早期治療を行い、重症化を予防するため、さらなる受診率の向上と健康づくりの取り組みに努めてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 年齢別で30代の女性は最も低い、今、ぱっぱっと言われて、ちょっとかなり低いパーセンテージも出ていますけれども、年齢別で30代の女性が最も低いと調査結果が出ていますということで、理由として考えられるのは、家族優先、子育て優先と考えられます。このような人たちに何か後押しできるような考えがないか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 施策と申し上げますが、施策はいろいろ持っているかなと思います。担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、お答え申し上げたいと思いますが、塙町の健診内容なんですけれども、まず基本的には特定健診というのが核になります。それは、年齢は40から74歳の方が対象となっております。その中で、国保や社保の扶養の方については特定健診も受けられるということになっておりまして、町の健診ですと、30歳からの該当といいますと、骨粗しょう症の検診、それから乳がんの検診ということになっております。ですから、全体の総合健診の中の対象ではありませんが、骨粗しょう症と乳がんについては30歳代以上の方が対象ということで検診を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 30代の女性に何らかのあれができないとかと……。 健康福祉課長
    健康福祉課長(藤成寛味君) ですから、すみません、30代の女性の方には骨粗しょう症と乳がん検診だけが町の該当なものですから、それについては勧奨を含めて、検診を勧奨するような体制で受診率を上げるようにしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) これは恐らく全体的な健診、要するに定期健診とか総合健診とかではなくて職場で受けているとか、全体的な健診だと思いますので、町に関係するとかということも考えられますが、やはり30代の女性というのはどうしても、先ほども言いましたが、家族優先とか子育て優先ということで、ただ、こういう人たちというのは一番やはり働き盛りでもあるし、一番大事な年齢でもありますので、何らかの後押しということで質問したのですが、別にないということなのかなと理解しましたので結構でございます。 健診結果によっては、再検査とか生活改善などの問題があっても、そのまま病院へ受診しない方が多いようですが、このような人たちの改善策はないのか伺いたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、お答えを申し上げたいと思いますが、まず国が基本的に行っております、推奨しております特定健康診査というのは、いわゆる内臓脂肪型症候群でメタボリックシンドロームに着目している部分なんです。それとあわせまして、特定保健指導も行ってくださいということなんです。特定保健指導というのは、そういうメタボリックシンドローム傾向ぎみの方、それから何かしら重症化するリスクを抱えているといいますか、そういう状態の方についてはそういう支援をしてくださいということで、町としましては動機づけ支援、それから積極的支援ということで、健診の結果によってそれぞれの方に、当然受診の勧奨はしますけれども、それ以外におなか周りすっきり教室でありますとか、そういう部分で対象者を呼びかけまして、講座の中でそういうリスクの解消に向けるということで継続して実際に指導はしているところでございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そうですね、健診というテキストがありながら、なぜか放棄をする人が多いようです。まずは健診を受け、健康寿命の延伸につながれば、最終的には経済効果、医療費抑制につながるのではないかと考えられます。もう一度伺います。 ○議長(大縄武夫君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) (2)のほうの質問というあれでいいんでしょうか、流れとしましては。すみません。     〔「そうですね」と言う人あり〕 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) では、健康寿命の延伸と医療費の抑制対策ということでお話ししたいと思いますが、まず健康寿命が長いということは、高齢者本人、また家族、さらに地域にとっても大切なことだというふうに思っております。そのためには、子供のころから健康な生活習慣をつくりまして生活習慣病を予防すること、そして高齢になっても社会生活を営むための機能を可能な限り低下させない取り組みが重要ではないかと思っております。そのような考えから、本年度は7月6日に本町出身であります荒川泰行教授をお迎えいたしまして、「「めざせ!健康長寿」~あなたの生活習慣は本当に大丈夫か?~」をテーマに塙町健康づくり講演会を開催をいたしました。その中で、やはり定期的な健診が早期発見、早期治療につながっていくんですよと先生は重要性を説いておられたところでございます。約200名の皆様が聴講されましたが、健診の重要性や生活習慣を見直すよい機会になっただろうと思います。 それで、対策という部分で、またちょっとお話を申し上げたいと思いますけれども、医療に対します対策というのは生まれたときから始まっておりまして、町でやっている対策について、一部でございますけれども、その年代年代の対策についてご説明を申し上げたいと思いますが、まず母子保健、いわゆる妊娠、出生、就学までの間でございますけれども、妊産婦期につきましては、出産後の子育てに大きな影響を及ぼしますので、妊娠のときから母子手帳交付、妊婦一般健診、産後までいつでも相談でき、情報を提供できる体制を整えて応援をしております。特に産後鬱、現在、社会問題になっておりますけれども、産後鬱にならないような産後ケアに取り組んでいるところでございます。また、乳幼児時期は、それぞれの年代、4カ月、10カ月、1歳6カ月、3歳児等の健診で、栄養状況等を含め成長状況を見ているところでございます。歯科検診はもちろんですが、食育についてもアドバイスをしております。 次に、学校保健の部分でございます。就学から就職までの間でありますが、学校教育時期には、各種予防接種はもちろんでございますが、特に力を入れなければならないのは、思春期のふれあい体験事業でございまして、性教育、それからたばこの害、薬物、がん、食生活の指導を行っているところでございます。特にがんにつきましては、日本の場合、先進国では唯一死亡率がふえている理由は、子供のころに健診の必要性を学んでいなかったからだというふうに言われております。そんなこともありまして、中学校や高等学校の指導要領でがんを取り扱うようになっているということでございますが、性教育につきましては、特に感染症が心配されます。また、食生活面では、生活習慣病の始まりになる可能性があります。そして、人間の骨というのは10代につくられるというふうに言われておりまして、特に女性の場合、ダイエット等によりまして余り食事をとらなかったりとか、そんな弊害によりまして、若いときにきちんと骨をつくっておかないと、高齢になったときに骨折しやすくなっているという報告もございます。骨折して寝たきりになれば、介護保険という医療関係との関係も出てまいります。それから、歯科につきましても、本年度より本格的にフッ化物洗口に取り組んでおりますが、虫歯の対策も医療費の対策でありまして、また自殺対策事業も精神的な病気として対策をしているところであります。精神的な病気というのは、外科や内科と違いまして、なかなか治るというのが難しい病気であります。ですから、長期にわたり医療費の負担が継続されるということもございます。 それから、成人期におきましては、がん検診、骨粗しょう症検診、肝炎ウイルス等の検診により早期発見に取り組んでいるところでございます。ことしも9月7日から町内各地で40歳から74歳までの特定健診を核といたしまして、現在、総合健診を行っておりますが、そしてその総合健診から糖尿病や高血圧などの生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善により予防効果が多く期待される方には、先ほど申し上げましたけれども、そのリスクに応じて動機づけ支援と積極的支援を行っているところでございまして、重症化を防止するようにしております。 一つの例を挙げますと、健診で血糖値が高いと結果が出た場合、医療機関を受診していただくことが大前提ではございますが、生活習慣を変えず放置しておきますと、やがて糖尿病を発症します。それが重症化しますと、人工透析等の治療を行うことになります。こんなことにならないように、糖尿病性腎症重症化予防の対策を行っております。重症化になりますと、一般的に言われていますのは、医療費にしますと1人当たり年間500万から600万円の医療費が必要というふうに言われております。また、医療費の関係ですけれども、会社勤めをしておりまして、社会保険や協会けんぽに加入していた方が体調を崩して退職をしますと、国民健康保険に加入になります。その方々が重症化の病気であった場合は、国保の医療費は当然ながら一気に高くなるということもあります。企業の健康指導もあわせて実施したいと思いまして、今年度、福島県が行っております、事業所の経営者が従業員の健康づくりに取り組む「元気で働く職場」応援事業に取り組むため、町内の事業所何カ所かを歩いて紹介をしましたが、余り興味を示してくれなかったという実情もございます。何とか一つの事業所には取り組んでいただくことができましたけれども、やっぱり働き盛りの若いうちから習慣病を意識することは大切だと思っておりますし、企業も含めてそういう取り組みをしていかなければならないというふうに思っています。 あと、一つつけ加えますけれども、受診率の関係ですけれども、健診を受けない方、理由は忙しいとか、健診の時間が合わない等がありますけれども、ある国保の関連の調査によりますと、一番の理由は、約7割を占めるそうですが、現在、医療機関にかかっている、病院に行っているから健診を受けなくてもいいんだよというような回答があるそうです。ですから、そういう部分で言いますと、医療に行った方はもう健診には戻ってこないというデータも出ているということでございます。 質問の健康寿命の延伸でございますけれども、やはり健診での病気の早期発見、それから生活習慣病を重症化させないことが大切でありまして、医療費の抑制につきましては、総合健診だけではなくて、幼児期から全体の問題でありますので、今後もそれぞれの対策事業に取り組みながら医療費の抑制に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そうですね、医療費の抑制、今、重症化する前にということで皆さんのこれからの、健康保険の問題、医療費等の問題として、年老いてもお金はこれからかかります。自分自身、一生丈夫に過ごすためにも、今言われたように、重症化する前に早目の健康づくりに努めてもらいたいと思います。 次にまいります。 前にも一般質問で触れたことがありますが、農業に従事する私にとっては、年々、農地の荒れ方に問題があるのではないかと懸念しております。 そこで、まず初めに、塙町では、耕作放棄地及び休耕田はどのくらいあるのかを伺います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町では、町が把握している耕作放棄地は約309.4ヘクタールと推測しております。国・県の補助制度を活用しまして、少しではありますが耕作放棄地の解消を実施しておりますが、毎年、耕作放棄地の農地が増加しております。町で把握している耕作放棄地で再生可能な農地は108.8ヘクタールでありますが、農業者の高齢化、担い手不足の中で、今後も放棄地への歯どめ対策が喫緊の課題でもあります。このような中で、平成29年度に1.2ヘクタールの再生、平成30年度には17.4ヘクタールの再生が予定されております。いずれも牧草地としての活用でありますが、また、上渋井地区では地区の皆様が休耕田を活用してハス田を整備しており、近年、マスコミにも取り上げられ、町内外から多くの方々が見学に来ております。放棄地を解消し、農作物を生産することが本来の姿ではありますが、先ほど申し上げましたように、生産する能力がない現状、上渋井地区のような景観づくりによる観光資源とするのも一つの手段であると、このようにも考えております。県の補助事業のサポートを、事業等の活用や許認可関係の相談受け付け等をすることにより、地域の皆様の負担が極力少なくなるよう、町としましてもご協力したいと考えております。 次に、耕作放棄地でも再生利用が困難と見込まれる農地は約200.6ヘクタールございます。これらの農地は、山林化、原野化等になっている農地であり、既に農業機械等も機能しないような状況にある農地です。このような再生困難な農地については、農地法との関連がありますので、担当課と農業委員会部局と連携を図りながら、条件にもよりますが、非農地化についても随時相談をいただきながら進めたいと、このようにも考えております。 以上のような内容であります、現状。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 耕作放棄地並びに休耕田が今、耕作している周りの田んぼに影響を及ぼしているのを見受けられます。農道とか用水路に及ぼしているように見受けられますので、そういうところの用水路のU字溝の敷設の際に、今現在は恐らく7割補助ができると思いますが、この7割以上の補助をできないか、できるかできないで結構です、時間がないので、答弁お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現行の町の運営規則上では、それ以上の負担は無理なのかなと、このように認識しております。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) そういう荒れている田んぼとか、農道とか、農道及び休耕している田畑の整備に草刈りを、刈り払い機の作業では限界があると思いますので、そこで乗用草刈り機などを購入する際の支援はできないのか、これもあるかないかで結構ですので答弁願います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 担当課のほうで多少資料持っておるということなので、ご説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 乗用草刈り機の購入の補助ということでございますが、現在、実績では今、道の駅とJAのほうに1台ずつ配備をしております。ただ、それだけではなかなか草刈る時期、かなり人気がありまして、皆さん使えないというご意見もいただいていることは承知しております。草刈り機の地域への助成事業については、現在のところ、町の補助金関係では持ってはございませんが、例えば農業関係でいいますと、人・農地プランという、要は、例えば議員さんの渋井地区で担い手の方を見つけていただいて、皆さんで地域を守ろう、地域の農業を守っていこうという、いわゆる計画をつくっていただきます。そうしますと、非常に農業機械等の導入の補助事業等も受けやすくなるということになりますので、そういう事業を活用して、全額補助というわけにはいかないでしょうけれども、そういう事業の中で、県の補助事業等を見つけていきたいというふうには考えております。 あと、また農地を守るという意味では、既に塙町では多面的機能支払交付金ということで、塙町町内で11集落、あとは中山間の直接支払事業、いわゆる急傾斜地がある中山間地域になりますが、そちらでは43地域の集落の方が草刈り等の農地保全を行っていただいております。ことしのように暑い日が続きますと、刈り払い機でなかなか草刈りが大変だということも事実というふうに承知しておりますし、ぜひそういう機械導入なんかもできるか、今後かなりやはり地域の農業のやられる方が少なくなっておりますので、その辺も今後、町のほうの検討課題としていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 下重義人君。 ◆2番(下重義人君) 今後、再生可能な田畑のためにも、何らかのご支援を望みたいと思います。 これをもちまして、2番議員、下重義人、一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで2番、下重義人君の一般質問を終わります。 休憩します。     休憩 午後3時23分     再開 午後3時35分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日の会議時間は議事の都合によってあらかじめ延長します。----------------------------------- △吉田克則君 ○議長(大縄武夫君) 次に、6番、吉田克則君、登壇願います。 持ち時間は4時35分までです。 吉田克則君。     〔6番 吉田克則君登壇〕 ◆6番(吉田克則君) 6番、吉田克則でございます。 ただいまから一般質問をさせていただきます。 通告については大きく4点ということで、これから順次質問していきますので、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 まず1番として、町指定管理者団体への町長の人事関与について質問をいたします。 一般財団法人天領の郷はなわに、町では指定管理ということで指定管理料を支払って管理をしてもらっているとは思いますが、その財団法人の人事、これについて町長が関与したということを聞きましたので、事実関係をお伺いいたします。事実関係はあったのかなかったのかでございます。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、吉田議員のご質問にお答えを申し上げます。 一般財団法人天領の郷はなわの人事についてでありますが、一般財団法人天領の郷はなわの評議員会と理事会において決定されるものでありますので、町の立場としてお答えする立場にはないと、このように存じます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 町長の話だと、理事会、あとは今言った評議員会ですか、その中の話だということでありますが、それで、ここでお答えする理由はないということでありますが、町では指定管理団体として財団法人天領の郷はなわを指定しているわけなんですね。その中において、なぜ町長が、その内容について町民の方がまだ全然わからないような状態の中で、お答えする理由はございませんという説明ではちょっと納得いきませんので、その点お伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 再三同じことを申し上げますけれども、人事に関しては、先ほど申し上げましたとおり、評議員会、理事会の中で決定されたものでありまして、町としてお答えする立場にはないということであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 町長は、説明責任とか、その団体に対して町長が関与はしているんですかしていないんですか、人事に関して。そこを聞きたいんですよ、私は。人事に関与していないというのであれば、それはそれで結構でありますけれども、ただ、そういうことに対してお答えすることはできませんでは、開かれた塙町ではないとは思うんですが、その点についてもお伺いすると同時に、これは聞いてはいけないことなのか、事務局のほうでちょっと確認をしたいんですが、内容についてちょっと精査をお願いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答え申し上げます。 先ほどから申し上げておりますとおりに、この人事につきましては、評議員会、理事会、この別会社でその会社の中でやっていることでありますので、この場で町の立場としてお答えする立場にはないということはご理解いただきたいと思います。     〔「関与しているかしていないか」と言う人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 何度も申し上げますが、町の立場としてのお答え、これはする立場にはないということはご理解をいただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 指定管理団体に対して、町はそうすると、しゃべれないみたいですけれども、管理団体へは報告は町ではもらっているんでしょう、いろいろ。指定管理団体は年1回報告するようになっていますけれども、そういうこともあるものですから、やはり明確な返答をしていただきたいというようなことと、あと事務局のほうでこの内容について、町長は返答されていないんですが、私としてはやはり町民の方に事実を知ってもらいたい、あるいは道の駅はなわ天領の郷をこれから運営していくに当たって、やっぱり開かれた内容での情報公開というんですか、それも含めて一般質問するのは当然かとは思うんですが、その辺の解釈も含めて、事務局のほうで悪いとかそういう判断があればひとつお願いします。議長のほうです。 ○議長(大縄武夫君) 休憩します。     休憩 午後3時43分     再開 午後3時51分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 6番、吉田克則君、今の質問をもう一度質問してください。 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 今の質問ということは、一般財団法人天領の郷はなわ人事において、町長が関与したと聞いたが、事実関係を伺うということで質問したんですが、その件でよろしいですか。 ○議長(大縄武夫君) はい。 ◆6番(吉田克則君) そのような内容でございます。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、吉田議員の質問にお答えを申し上げます。 一般財団法人天領の郷はなわの人事については、一般財団法人天領の郷はなわの評議員会と理事会において決定されるものでありますので、町の立場としてお答えする立場にないと、このように存じます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田議員に申し上げます。この問題に関してはこれで終わります。次の質問に移ってください。 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 次の質問にしてくださいというわけなんですが、そうすると、議会は行政のやっていることを監視する役目があるんですよ。議会軽視にはならないんですか、これ。 ○議長(大縄武夫君) 6番、吉田克則君に申し上げます。今、議運を開きまして、そういう結果になりましたので、そのまま議事を進めたということでございますので、これ以上は質問はやめていただきます。 ◆6番(吉田克則君) それでは、次の質問に移らせていただきます。 次の質問については、町の消防防災危機管理体制と消防団員に対する処遇改善が必要だと思っているんですが、それに伴う町長の考えをお伺いしたいというふうに思います。 町長は町の危機管理をどのように認識されて、防災、あるいは町長としてのトップとしてどんな意識を持って危機管理をしているのか、それについてお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 危機管理につきましては、不測の事態の発生に備えまして、平素から組織及び関係機関との連絡調整並びに役割分担などを決めておくことが必要であろうと考えております。想定される自然災害等については、塙町防災計画等で組織や対応等について計画が作成されております。基本的には、いかなる危機に対しても町民の安全を確保していくことが第一であることに変わりはありませんし、行政のトップとして迅速かつ的確な判断をしていくことが重要であると考えております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 今、トップとして的確な行動をしていくということでありますが、8月2日の夜、消防自動車のサイレンは鳴ったんですが、IP告知、情報無線には何の連絡もない。8月26日の朝7時ごろなんですが、建物火災ということで、IP告知、情報無線が流れたんですが、そういう中において、当日、町民球技大会が開かれて、その場に町長はいて挨拶したということでありますけれども、危機管理上、あるいは意識上で、片方は建物火災、片方は球技大会、どちらも大事かもしれないんですが、やはり鎮火報道もない現状の中で球技大会のほうにいたというのは、防災意識、あるいは町長としての意識の欠如に当たるのではないのかなというふうに思いますので、その点の見解について町長にお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長答弁の前に、私もいましたので……。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私の携帯、広域圏とつながっております。そして、いち早く災害発生時にはメールとしてこの中に連絡が入ってきます。まだ開会式前ではあったんですが、この連絡が入りまして、そのそばにおった消防団の役員等々に火災発生だということはいち早くお知らせをして、その態勢に入るようにというお話はいたしました。その当初の内容というんですか、周知内容が建物火災という大変心配される情報でありましたので、これは球技大会中止も最悪の場合はやむを得ないかというふうなことも頭の中にはありました。 その中にありまして、当然担当というかつかさどる立場でありますところの生活環境課長おりまして、こういう訳で火災の情報が入っておるということを知らせまして、その対応に当たらせたわけであります。その途中でその火災の内容、それがメールと電話で入ってきまして、こういう訳で小屋の中のまきに火がついておる、建物火災という告知と申しますか知らせではあったが、実際にはそうではなくて、中のまきが燃えている状態だと。それ問題はない、心配はないのかと、それを全部引っ張り出して火を消している状態ですというような案内といいますか知らせをいただきましたので、それを皆さんに大きく語ることもなく、そのままにして開会式に臨んだと。その話は、ちょっとお話がありましたが、議長にも内容はお話をして、最悪の場合は行かなきゃならないかもしらんという話までした記憶がございます。決して災害を軽視しておるわけではありません。いつでもその態勢でおりますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) この間の8月26日の火災発生では、これ建物火災ということで放送されたんですが、建物火災となると、地域住民、あるいは近隣の方々、消防団を含めてかけつけなきゃならないということだったんですが、幸い建物火災ではなかったということで、鎮火の報道もどのようになったんですか。建物火災ということでみんな心配をしていたんですが、町長をトップとしてそういう告知がなされ、実際はそうではなかった。これは大変いいことなんですが、危機管理意識の中での、町長、その建物火災と言ったことに対して、あるいは町民の方に対して鎮火もあったんだかないんだかわからないような知らせをしていたような状況なんで、その点、鎮火の時間等も含めて町長からの答弁をお願いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話ししましたように、野外におりましたので、IP告知、この放送は残念ながら耳にしておりませんので、携帯でのみの連絡のとり合いになりまして、最終的には担当課長が現場に赴いておりましたので、問題なく鎮火しましたのでご心配なくと、行く必要がないかと言ったら、そういうことは大丈夫ですというような話もいただきました。 鎮火放送に関しましては、どのような対応をとったのか、そういうわけで外におったということでありますので、その辺、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) それでは、8月26日の火災の関係なんですが、白河消防本部のほうに火災があるということで通報が入ったのが、まき小屋が燃えているという通報が入ったということで、建物火災ということでの第一報がありました。広域消防本部のほうは7時18分に現地に到着しております。私も24、5分のころに現地に到着しまして、現地到着時点では、まきが野積みにされていたものが放水によってほぼ消火されている状況ではありました。まきを積んであるものを消防団員がばらしながら再度水をかけて、最終的には7時40分には鎮火というふうな確認をとっております。鎮火確認後、日曜日でまだ8時半になっていないものですから、町の宿直の担当職員の人に鎮火の放送を依頼して対応したというのが現状であります。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 塙町の防災災害あるいは消防の責任者としての、今の答弁ですね、それは責任者の答弁としてお話をくださったということであるのか、その辺だけもう一度だけご返答をお願いします、町のトップとして。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご承知のように、私は30年近く消防団員を務めさせていただきました。特に現場管理に関しては人一倍気にかかるほうでもありますので、子細な情報、広域圏のほうからいただけることで、いち早く災害情報が手に入るといいますか認知できるということで、このシステムには感謝をいたしておりますし、これからも30年間培ったもの、決してマイナスにはならない。いろんな経験、火災、水害等々の経験もございますので、それをフルに持ち出しながら、これからも町の防災行政のトップとしてしっかりとその役を務めていきたいと、このように思っておるところであります。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 消防防災の危機管理体制の中に、町長はそれ今メール等とかで何か入るということなんですが、入ってきたその指令体系というんですか、これは担当課のほうでそうするとそれに基づいてIP告知なりをやるということでありますが、町長からの指示というのはあるものなのか。また、最近というか、災害発生が台風やら地震からいろいろありますけれども、災害発生時において、町長が避難準備、避難勧告、避難指示、今は緊急という言葉を使うそうですけれども、発令する場合、その判断、発令はどのような手段、発令手段ですね、どういうときに、また、それらについてはどういう命令体系の中で発令がされるものなのか、その具体的内容をお伺いするとともに、消防団に対するかかわり方はどのようになっているのかをお聞きいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 災害、規模にもよるということもあるんでしょうが、これに対応するための組織はしっかりとできております。 細かい詳細につきましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) 議員さんのご質問の避難等の発令判断はどのようになっているかという部分ですが、基本的に災害の種類が多種多様あります。一例で申しますと、河川の氾濫等に関しましては、河川に水位計が設置されております。水位計である程度水位が上がった場合に、水防団の待機水位、あとは避難の準備水位、あとは避難の勧告水位というふうに、久慈川と川上川において一定の水位において判断をするような目安がございます。基本的には久慈川、川上川については県の管理河川でございまして、県のほうから町長にホットラインということで、土木事務所長のほうから町長のほうに避難の判断水位になっているので判断をしてくださいというような部分、あとは待機をしてくださいというような電話が入るような体制になっております。町のほうでも、当然そういう状況ですと、警報待機ということで担当課では待機をしております。 災害が起きそうな場合には、水防本部ということで本部設置というふうになれば、各課の職員がそれぞれ情報収集や対応というふうな形の体制になっております。それらも全て体制ができて判断する場合には消防団も当然入ってきますので、情報収集の内容等を判断して避難が必要な地域に対してはIP、広報車、あとは消防団の協力を得ながら避難の働きかけをするというような体制になると思います。 幸いなことに、昨年、ことし等についてはそこまでの、警報はありましたが、避難が必要な部分の災害等は塙町に来ておりませんので、本部の設置というのはされておりません。今の段階までは、そういう部分では事務局の待機というふうな部分で、それらについても町長に報告をし、判断等を受けながら現場のほうはやっているというふうな体制になっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 今の説明というか答弁を聞いていますと、何だか県からの指示とかそういうやつで動いているようなふうに見受けられるんですが、そのような危機管理でよいと町長は意識していますか、その点お伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えする前に、先ほどの質問の中身、もう一つお答えをしていない部分があります。消防団とのかかわりというご質問をいただいておりますので、お話をさせていただきます。 先ほど来お話をしておりますように、やはり水害、火災等々の災害時の一時的なと申しますか、最前線という言葉がいいと思うんですが、この対応は消防団に委ねられると。町の組織の中でこれだけしっかりとした体制が整った組織はないと、このように認識しております。380名、実際は370何名という数字もあるそうですが、この団員が一丸となって町の防災のために日夜努力をしておると、こういうふうなわけで、この町の安寧、大変高い水準にある。かつ、塙町消防団にありましては、県下でも有数な組織であり、その行動力、そしてポンプ操法等の成績等も含めまして、県下に誇れる消防団であるということで、これは町の住民としては大変ありがたい組織力であるというような認識を持っておるところであります。 そして、今ほどのご質問、そのような管理体制でよろしいのかと。十分に一時的には消防団、団長を含めて幹部役員、私も経験があります。実際に、火災は当然なんですが、出水等があった場合には、いち早く役場に入って、その準備に入る。組織立てをするしないの相談を含めて、対応にはいち早くかかったという記憶がございます。そういうふうな面も含めまして、今もその形状は、運営形態といいますか、これは保たれておるのだろうと、このように思っております。 幸いにも私も参加しての大きな会議等に至っていないということは町にとっては大変喜ばしいことでもありますし、これからも気を抜くことなく、しっかりと組織運営、先ほど来申し上げております、私が一番心配しておりますのは、やっぱり想定外の雨、風もあるんですが、これによっての出水、これが大変心配されるところであります。そのためにも机上訓練、各分団の役員が自分の住む地域、この危険箇所の掌握、その内容といいますか、その状態の共有ですか、それぞれ、実際こういう事態になったらばここの住民はここへ避難させる等々の細かな組織立て、その運営方法まで机上訓練を何度かやって、そしてしっかりした基盤をつくっていきたいと、このようにも考えておりますので、担当課には大変ご苦労はおかけいたしますが、これからは幾度となくこの会議は実行していただきます。私も時間のある限り参加して話を聞いていきたい。そして、実際にその指揮に立たなければならないような状況になったときには、しっかり先頭に立ってやれるような体制に持っていきたいと思っておりますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 消防団については、町長は大変お世話になっているということでありますが、この質問にもありますように、消防団員は昼夜を問わず、自分の仕事を持ちながら、消防団活動あるいは防災等の活動をやってもらっているということでありますが、それに対する処遇について今どうなっているのかをお聞きいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 処遇についてのご質問でありますので、これは細かな資料を持っておりますので、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) 消防団員の処遇についてですが、消防団員の皆さんは町の非常勤特別職というふうな形になっております。一応年額の報酬として一般団員で2万2,500円、あとは災害等出動した場合の出動手当は1回につき1,000円というふうになっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 今、処遇というか、手当というんですか、そういうことでお聞きしたんですが、この手当、出動手当1,000円とか、あるいは年俸2万2,500円ということは、これについては、各市町村には消防団組織があると思うんですが、それらと同一金額なのか、また塙町は独自の報酬、手当になっているのか、その点お伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) この報酬等についてですが、基本的には出動手当等については郡内は同じ金額になっております。ただ、出動手当の額は各町村によってはばらばらだということはございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 町長にお伺いしたいんですが、質問にも書いてあるんですが、ボランティア精神での消防団活動は限界に来ているのかなというふうに思っているんですが、町長は消防団活動に対してどんな捉え方をしているのかお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、私も30年という話をいたしました。ただ、我々が務めているころは、それなりに社会環境も恵まれたということではないんですが、生活感もしっかりしたものがありましたので、消防団員としての務めも全うできたのかなという思いもありますが、現在はなかなか若い方々、生活費を稼ぐに当たっても勤めの人が多い等々の問題もありますので、大変置かれた状況は厳しいものがあると。そのような中で活動していただいている消防団、敬意と感謝、これ以外に言葉が見つからないと、このような思いでおります。本当にご苦労をかけておるというのが私の思いであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 今、町長から塙町のトップとして消防団に対する考えを述べていただきましたが、いろいろ処遇はあると思うんですが、いろいろ消防団の使命感とか、あるいは感謝を込めた意味での消防団員に対する処遇改善があっていいんだろうというふうに思っているんですが、その点についてはどのような考えを持っているのかお聞きいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ただいまの吉田議員のお言葉、本当に現職の団員にとってはありがたいお言葉だろうと、このように思っております。団員の処遇、これはぜひ改善していかなければならないと強く思っております。消防団、そして議員の皆様、そして町民の意見等を聞きながら、財政的な面も含めて総合的に検討を進めていきたいと、このように考えております。ぜひご賛同いただきながら、ご意見をいただきながら、本当にこれからの消防団、しっかりと持続していかなければならないということも含めて、処遇の改善にこれからしっかりと取り組んでいきたいと思っておりますので、ご協力、そしてご意見等ございましたらばぜひ拝聴したいと、このように思っております。
    ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 処遇の改善を考えていきたいということでありますが、処遇の中に、我々が消防団に入っているころは、町職員は消防団に入ると手当等が二重に、報酬とかが二重になって、町職員は入団はしなかったんですが、現在は町職員が積極的に消防団に入団しているということでありますが、この地方公務員と法令に基づく塙町消防団の報酬ですか、この関係については実際はどのようになっているものなのか。あと、今回ポンプ操法で3カ月間にかかる練習をしてきたということで、早朝から5時から開始ということで3カ月間やったということなんですが、それらについての処遇、出動というんだか訓練と申しますか、その出動手当みたいなものは出ているものなのか、町職員もその場にいますから、町職員の担当課としての出勤手当とか、そのようなものはどうなっているのかお聞きをいたしたいというふうに思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 担当課のほうで説明をさせていただきます。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) 消防団員の町職員の処遇はどうなのかということだと思いますが、基本的には普通の町民の方の団員と同じように、町職員であっても報酬、あと出動すれば手当というものは出ております。事務局の職員についての部分ですが、通常の勤務時間内ですとそのまま勤務ですが、夜間とか早朝の場合には超過勤務の対応等での対応となっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 早朝に係る、ポンプ操法ですね、それに係る訓練というよりは操法手当というんですかね、ちょっとわからないんですが、出動手当になるのかななんていうふうに思うんですが、その辺についてはどのようになっているのかお聞きいたします。 ○議長(大縄武夫君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(白石憲男君) ポンプ操法に関しましても、訓練の出動ですので、消防団員については出動手当の1回が出ております。それに伴い事務局が出ておる部分については、超勤対応の職員については超勤で対応と、それ以外の職員については一応出ているということで超勤が出ませんので、ただ、そこには事務局として何名かは行っているという形になっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 次の質問に移らせていただきます。 3番目であります。町観光事業振興発展のためのあり方について、町長にお伺いいたします。 まず、一般社団法人塙町観光協会事務所を道の駅はなわからコミュニティプラザに使用許可をしたのか。前は予算の中で、コミュニティプラザを観光協会で使うから、仕切り等をつくるために予算化をしてありますけれども、実際使用許可を出したのか、それに伴う手続に問題はないのか、町長からの答弁をお願いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙町コミュニティプラザは、活力ある町づくりの推進を図るために設置されております。町では、塙町コミュニティプラザの施設管理運営のため、一般社団法人塙町観光協会へ管理業務委託を行っております。管理委託契約条項の中で現地に責任者を配置することになっております。現在、塙町観光協会が施設の管理をするため職員を配置しております。 ご質問にあります観光協会事務所ということですが、町としては施設の管理室という扱いをしております。ご存じのように、町の観光案内所としての機能は道の駅内にあり、町内外のお客様への観光や道路案内等については従来どおり道の駅内で観光業務を実施しております。観光協会の常勤職員4名が主に道の駅の観光案内所とコミュニティプラザの管理を行っております。あくまでコミュニティプラザの管理室ということですので、施設の維持管理に必要な位置づけとしておりますので、使用許可等については必要がないと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 町の公の施設の管理の中に、条例の中で、重要な公の施設については条例で定めるということで条例に定められておりますけれども、長期かつ独占的な利用をさせようとするときは議会において同意を得るというふうになっているんですが、この塙町コミュニティプラザについては、公の施設でありながら、重要な位置づけの施設にはなっていないのですか、その点お伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この件に関しましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 吉田議員さんの質問の部分につきましては、公の施設の設置ということで、地方自治法第244条の2第2項、ちょっと読み上げたいと思います。地方公共団体は、条例で定める重要な公の施設のうち条例で定める特に重要なものについて、その後、今、議員さんのご質問の中に、出席議員の3分の2以上の同意を得なければならないという条項なんですが、ここで言っています条例で定める重要な公の施設というのは、別個に重要な公の施設の条例を定めて、その中でその施設については独占させませんよという条例なんです。ということですから、塙町におきましては重要な公の施設の条例の設置がございません。各種公の施設の条例の設置はございますが、この条項で言っている公の施設というのは、別の重要な公の施設の条例を定めるという定義というふうに解しております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 塙町コミュニティプラザの条例ありますけれども、その中に、使用するに当たっては条例で定める金額を使用者が申請して利用して納めるということでなっているんですが、塙町観光協会がそこを事務所にすることによって、そういう町条例に沿った手続上使用している、あるいは管理業務をしている、管理料についても予算書を見ると230万ということなんですが、条例に沿っていない施設の利用をしているみたいなんですが、その点についてはどうなんですか。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのご質問ですが、コミュニティプラザ、公の施設でございます。観光協会のほうにはあくまで管理業務委託という形でしておりますので、まず公の施設の管理権限はあくまで町ということで、使用許可につきましても、申請については観光協会であずかりますが、許可権限はあくまでも町で行っております。減免等、また使用料をいただく場合についても、納付書等について町のほうで発付をしてございます。 利用料金の取り扱いについてのご質問でございます。管理業務委託施設につきましては、業務委託している側の収入とすることはできないというふうになっておりますので、全てそちらの収入については、受託者は収入できないということですから、町のほうの収入で入ってございます。 あと、参考ですが、指定管理者の場合は逆に、条例の範囲内で収入とすることができるというようなことになってございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) コミュニティプラザの管理委託料、町との委託料の支払い関係の契約は、観光協会の会長は宮田町長だと思いますので、それに対する塙町との管理委託料の契約についてはどちらも宮田町長。これは法的にはどうなんですか。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのご質問ですが、塙町長と観光協会の会長が同一人だということで、契約上、民法上の双方代理という部分がございます。双方代理に抵触いたしますので、あくまで契約は、塙町長、宮田秀利と、乙としまして一般社団法人塙町観光協会の副会長という形で、町長と会長が同一名の場合はそういう形で契約をしてございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) そうすると、問題はないという理解ですね。そこを確認したいというふうに思うんですが、議長、よろしくお願いします。法的に問題はないということを確認したいんですが。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 大変失礼いたしました。法的には問題はございません。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) それでは、近隣市町村の観光事業に係る補助金の状況、塙町においては観光協会への補助金が800万と観光資源整備事業補助金900万ということで平成30年度予算化されているんですが、その根拠と、あと近隣市町村というか、この辺の町村の観光事業に係る補助金の状況を質問したいというふうに思います。あわせて、町長としての観光事業のグランドデザイン、これをお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 時間は4時43分までですので、その辺を考慮して質問を。 ◆6番(吉田克則君) あわせまして、障害者雇用促進法に基づく塙町の職員雇用でありますが、塙町については法令に基づく雇用の目標と現状、あと水増し謝罪報告が県とか各省庁のほうで出ておりますが、塙町における報告はどのようになっているのか、あと、障害者の雇用を今後塙町としてどのように考えていくのか、その点もお伺いいたしまして、質問については終わりたいというふうに思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 近隣町村の補助金の詳細というか内訳ということでありますので、担当課の長より説明をいたさせます。その後にグランドデザインのことについてお話はさせていただきます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) それでは、観光協会の東白川管内の状況でございますが、棚倉町では、ちょっと具体的に詳細な部分は言えませんが、726万円、矢祭町が80万円、鮫川村が1,348万2,000円、塙町が予算を計上している分ですが、塙町につきましては観光事業と観光資源、いわゆる草刈りとかそういう部分を各地域でやっておりますので、その分と2つに分かれているという形になってございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 町長としての観光事業のグランドデザインということであります。 当町でありますが、豊かな自然を有している塙町、まだこの自然が手つかずの状態でもあります。久慈川が町中心部を流れております。観光拠点の施設では、道の駅はなわ、温泉施設、湯遊ランドはなわがあります。また、日本最古の公園ともいわれておる庶民公園、向ヶ岡公園や、約2万年前の海底が隆起した貝化石群等、古い歴史の観光拠点も残っております。 本年度からは、一般財団法人小野田記念財団が小野田自然塾を本格的に催行するため、町においてイベントを開催し、今後多くのお客様を誘客する計画で各団体等と活動を進めておるところであります。農林業の町でもありますので、既に実施している農業体験や、今後は林業・森林体験等にも着目し、交流人口増を図っていきます。まずは平成28年に作成した「はなわアルク」を活用し、周辺の観光資源を絡めたイベントを開催してまいります。今後は、ウオーキング以外にも自転車を活用するなどスポーツ的な要素も取り入れることで、観光資源を有効活用し、交流人口増につなげていきたいと考えております。 町に長年住んでいますと、塙町の豊かな自然環境、これが当たり前のように感じてしまっていることが多いと、このように思います。しかし、町の外から見てみれば、恐らくすばらしい部分がたくさんあるのではないかと思います。ぜひ都市部の交流ツアーのお客様等にもご意見をいただいて、新しい観光資源を模索していきたいと、このように考えております。 今後の方針でありますが、町の豊かな自然と施設等を活用して、まだ気づいていない観光資源も含めて塙町全域を観光資源として活用することを目指していきたいと、このように考えておるところであります。そして、観光交流人口、これは県南では白河、棚倉に次いで、交流人口50万という数字が出ております。3番目の数字を誇っておりますので、観光協会を含めて皆様方の努力が実っておる、結実しておると、このようにも考えておるところであります。 以上です。     〔発言する人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 法令に基づく雇用目標の現状ですか、障害者の、これは担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤要一君) 障害者雇用関係につきまして、私のほうから説明をさせていただきます。 塙町におけます障害者の雇用でございますが、障害者雇用促進法により、職員40名以上の地方公共団体における法定雇用率につきましては2.5%となっております。塙町の長部局がこれに該当し、障害者を1名雇用することが義務づけになっております。しかしながら、現在のところ、塙町では雇用がゼロになっております。町の職員募集の条件に制限は設けておりませんが、障害のある方も含めて広く募集することにしておりますが、応募が現在ないため、雇用はしておりません。しかし、今後、募集の方法を含めまして検討し、障害者の雇用に向けて鋭意努力してまいらなくてはいけないと考えております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長より発言を求められておりますので、これを許します。 まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 大変申しわけございません。先ほど観光協会の補助金の各町村の金額をご報告させていただきましたが、先ほどご報告した数字につきましては商工会への補助金でございまして、ご訂正をお願いしたいんですが、棚倉町が560万円、矢祭町が80万円、鮫川村につきましては観光協会を設置しておりませんので、村独自の予算で観光事業を実施しているということでございます。大変申しわけございません、時間のない中で。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 以上で一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで、6番、吉田克則君の一般質問を終わります。----------------------------------- △延会の宣告 ○議長(大縄武夫君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(大縄武夫君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。     延会 午後4時43分...